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先祖がえり
官能リレー小説 - ハーレム

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先祖がえり 173

―――――――――さらに2日、計7日後

「・・・っほら!もっときつくしろ!!」

「・・・ッハ!し、しかし・・・」

「いいから!!限界まで縛れ!!」

里美はついに自分一人の力では隠せない大きさまで胸を大きくしていた。

今ではこうやって部下にサラシを巻いてもらっている。

「・・・これで・・・!!」

「うああああ!!!っく・・・いいぞ!!そのまま結べ!!」

「はい!!・・・っしょ!!出来ました!!」

「ああ・・・っく・・・苦しい・・・・」

やっと巻き終わった里美。最近では隠しきれないのか指摘されることが多く、「成長期が今頃来たのでは」と無理やりな嘘でごまかしている。

「隊長・・・大丈夫ですか?」

「何ともない・・・それより、狐太郎様は?」

「は、はい・・・こちらに・・・」

部下は戸惑いながらも狐太郎の居場所を伝える。

里美は苦しそうにその場所へと向かった。




―――――――――そして3日後、計10日経った日の事

「怪しい。」

「ええ。怪しいです。」

「怪しいですね。」

今では狐太郎が留美のもとではなく里美のもとへ駆けだし、抱っこをしてもらうようになっていた。

里美は「狐太郎様の気まぐれが続いておられるのでしょう。」と言っていたが、どうも嘘っぽい。

留美はそんな里美を見ながら加奈と美咲と一緒に話していた。

「あなた達もそう思う?」

「ええ。おかしいですよ。ご主人様があんなにも里美さんの事に入れ込むなんて・・・」

「それに、最近の里美さんはなんか挙動不審って言うか・・・」

3人はどういうことだと頭をひねっていた。

しばらく考えた後

「・・・こうなったら、直接聞くしかないわね。」

「・・・そうですね。」

「ええ。それしかありません。」

3人は狐太郎を抱く里美のもとへと近づいた。



「・・・里美ちゃん?」

「はい、留美様?」

里美は警戒したように返事をする。

「最近、コタちゃんが里美ちゃんに良く懐いているみたいね。」

「ああ・・・だからそれは狐太郎様の気まぐれで・・・ですよね、狐太郎様?」

里美は狐太郎に同意を求めると

「・・・うん・・・えへへ・・・」

狐太郎はゆっくりと返事をした。

留美は里美に対する怪しさを募らせていた。


その時

「・・・里美ちゃん?コタちゃんが・・・抱き直してあげて?」

狐太郎の位置がずれ始めた。留美は狐太郎が落ちてしまわないように抱き直すよう指示する。

「え、あ、はい。」

そして里美が狐太郎を抱きなおすため軽くジャンプすると


―――――――――・・・ビッ!

「・・・何の音?」

「さぁ・・・何かが裂けるような・・・」

「布・・・ですかね?」

3人の耳に聞き慣れない異音が届く。

「な、何か聞こえましたか?」

里美はその反応に少し慌てた様子で切り返す。

その反応で留美はピンときた。女の勘というやつである。


「・・・里美ちゃん。毎日大変よね。ちょっと背伸びしたらどうかしら?」

「!!!  い、いえ、結構です。大丈夫ですから。」

里美は留美の言葉にハッとして遠慮しだす。

その反応で

「・・・あっ!」

「なるほど・・・」

美咲と加奈の二人も勘付いた。

留美はなおも近づき

「・・・なら命令よ。里美ちゃん、大きく胸を張りなさい。」

里美に命令を下す。

追いつめられた里美は

「・・・狐太郎様・・・」

胸の中の狐太郎に耳打ちをする。

すると

「・・・うん・・・分かったぁ・・・『里美、そんな命令聞かなくて良いよ。』・・・」

「「「!!!」」」

狐太郎は里美から聞いた言葉をそのまま口にしていた。

「そうですか・・・狐太郎様が言うのでしたら・・・」

里美は狐太郎を味方につけたことによって難を回避していた。

「なっ!!卑怯よ!里美ちゃん!!」

留美は里美のやり口を非難する。

「そう言われましても・・・狐太郎様の命令ですので。」

里美はそう言うと笑顔で狐太郎を見せびらかすように『胸を張る』。


「・・・あ・・・しまっ!!」

だが時すでに遅し。里美が油断して胸を張ったせいで

――――――――・・・ビッ!!ビリビリビリッ!!

彼女の胸を抑えつけていたサラシが破れていき

そして

――――――――・・・ブチッ!!

切れてしまう。

すると

――――――――グググッ・・・パァン!!


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