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先祖がえり
官能リレー小説 - ハーレム

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先祖がえり 171

「・・・ンクッ・・・ん、ップァ・・・」

3巡ほどして、留美の番。

狐太郎は急に母乳を吸うのをやめたかと思うと

「・・・・・ケプッ」

可愛らしく「もういらない」と表して

「・・・・・んん〜〜♪」

そのまま留美の胸の中でじゃれ始めた。

見れば狐太郎の傷はほとんど治癒されていた。


「・・・ふぅ。もう良いわ。みんな、ありがとう。」

留美はその様子を見るとホッとして、周りの女性に礼を言う。

「後はコタちゃんを寝かせるだけよ・・・そうだわ。そのまま皆で寝ちゃいましょうか。丁度揃ってることだし。」

留美は良いことを思いついたとばかりに提案する。

周りの女性は一斉に頷き、狐太郎の大きなベットの中に入りこんだ。


こうしてこの日の夜は過ぎていった




――――――――翌日

「・・・ん、んん〜?」

狐太郎が目を覚ました。

その時には既に

「・・・おはようコタちゃん。もう大丈夫?」

留美をはじめ、5人の女性が目を覚まし、取り囲んでいた。

その理由は狐太郎の寝顔を見ることや、狐太郎の様子を心配するだけでは無かった。

「・・・んぇ〜?」

そう、寝ぼけた狐太郎に選んでもらうためであった。

そのために5人は必死にアピールする。

「ほら、コタちゃん。お姉ちゃんよ?」

「ご主人様、こちらです。ほらぁ。」

「狐太郎様・・・どうぞ、抱き締めさせてください。」

「あうぅ・・・狐太郎様ぁ・・・こっちですぅ。」

「・・・狐太郎様・・・こちらへ。」

5人は両手を広げて待つ。

そして

「・・・ふぁ、お姉ちゃんだ〜♪」

「ええ、おいで、コタちゃん♪」

狐太郎が留美を選んだと思われた。

その時

――――――――・・・ピタッ

狐太郎の動きがピタッと止まる。

「・・・えぇ?コタちゃん?」

てっきり自分だと思っていた留美はどうしたのだろうかと首を傾げる。

すると

「・・・スンスン・・・スン・・・」

狐太郎は何かを感じ取ったのか、鼻を鳴らして探っている。

そして

「・・・あ、えへへっ・・・里美ぃ〜♪」

見つけたとばかりに里美に飛び込む狐太郎。

「・・・っと。狐太郎様・・・」

里美は狐太郎を抱きかかえると

「・・・どうぞ。」

「・・・ハプッ・・・ンジュ・・・・ジュ・・・」

狐太郎に自身の母乳を与え始める。


「・・・?」

留美はどういうことか分からず首を傾げていたが

「・・・まあ今日は里美ちゃんに譲りましょう。昨日も頑張ってくれたし・・・」

特に深く考えることなく受け入れることにした。




だが、時が経つにつれて段々と疑問が湧いてきた。

例えば留美が狐太郎を抱いて屋敷の廊下を歩いている時

「・・・あら、里美ちゃん。本社のほうは?」

「ええ。源之助様に早めに帰していただきました。」

前から歩いてくる里美。狐太郎は特に反応を示さない。

だが

「・・・・!!」

里美が通り過ぎるその瞬間

――――――――キュッ

「・・・っと!コタちゃん?」

突然身体が引っ張られる感覚がして立ち止まる留美。

引っ張られた辺りを見てみると

「・・・里美ぃ・・・」

狐太郎が里美の服を掴んでいた。

「はい、狐太郎様・・・」

里美も特に驚いた様子もなく普通に接している。

「・・・?? こ、コタちゃん・・・もう良いかしら?」

不審に思った留美は狐太郎に問いかける。

すると

「・・・・・うん。」

少し残念そうに手を離す狐太郎。

里美はそれを確認すると一礼して去って行った。

(・・・? どういうことかしら・・・)

良く分からないまま廊下を歩く留美であった。




原因はこれであった。

――――――――ブブブブブブ・・・

「・・・ん・・・んんっ・・・」

里美の両胸、特に乳首の辺りに貼り付けられた小さめのバイブレーター。

里美はこれにより

「・・・もういいな。」

常に母乳が滲み出るようにしていたのだ。

これにより狐太郎はさっきのように里美に興味を示すようになる。

さらに

「・・・隊長。」

「・・・例の計画は?」

「はい。留美様に書類を渡すという理由で本社の方に顔を出していただきます。」

「・・・頼んだ。」

「ハッ。」

これで狐太郎は里美に骨抜きになるだろう。

「・・・ふふっ・・・」

里美は笑いながら狐太郎が一人になるのを待った。




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