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先祖がえり
官能リレー小説 - ハーレム

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先祖がえり 154

「わわわわっ!!や、やめろ!!ひゃうぅぅ!ど、どこ触って!!」

「うわ、おっぱい大きい・・・これは真由様より大きいわね。」

「おっぱいだけじゃないわ。お尻も・・・腰はこんなに細いのに。」

「・・・・・・羨ましい。」

ペタペタと遠慮なく身体をまさぐる手に里美は戸惑うばかり。

話に乗り遅れた琴音は端っこでオロオロしている。

「きゃうっ!!お、お尻は言わないでくれ!気にして・・・っく、おっぱいもダメだぁ!!」

すると

「・・・ああっ!!ほら、亜紀ちゃん、静香ちゃん!!」

千恵は里美の身体に訪れた変化に気づいた。

―――――――――・・・プシャ、ピュピュッ

「あ、ああっ!!おっぱいが!!」

里美が慌てた様子で隠そうとするが、上手く身動きが取れない。

「・・・つまり、もうすでに狐太郎様と・・・うぬぬぅ〜・・・」

さっきまでの表情が一変、悔しそうな表情になった千恵達。

そして母乳の溢れる乳房に手を伸ばそうとした。

その時


「・・・何をしているんですか?」


その瞬間、世界が止まった気がした。

「・・・・・・・えっ・・・」

カクカクと扉の方を向いていく千恵達。

そこには


「・・・もう一度聞きます。何をしているんですか?」

彼女たちが一番恐れる女性が立っていた。

それどころか

「あらら・・・ここに集まってたの。」

「あ、あなた達!!早く説明を・・・」

「あ、あううぅ・・・」

彼女達の上司が皆揃っていた。

留美は特に怒った様子もなく、それどころか面白そうにしている。

美咲はこれ以上加奈を怒らせないようにフォローを入れ、真由は少し前までこの場のメンバーだったことで居心地悪そうにしている。

「あ、あの・・・これは・・・」

パクパクと魚のように口を動かしながらなんとか言葉を紡ごうとする千恵達。

「・・・これは?」

加奈は極めて冷静に話を促す。

絶体絶命・・・その時

「!!  そ、そうです!!歓迎会です!!」

千恵は上手い言い逃れを思いついた。

「歓迎会・・・ですか?」

「ええ!!里美さんを誘って!!」

「・・・それでなんで里美さんがこのような格好に?」

「あ、それは・・・さ、里美さんのスタイルが羨ましくなって、つい・・・」

「・・・・・ふむ・・・」

何とか押し通した千恵。後は加奈の反応を待つのみである。

「どうか許してもらえますように!!」力強く祈りながら加奈の言葉を待つ。


そして

「・・・なるほど。それで盛りあがって声が大きくなったんですね。納得です。」

加奈は納得した様子でいつものニコニコとした表情に戻る。

それを確認するなり力が抜けたようになる千恵達。

何とか許してもらえたようだ。


と、そこで

「・・・と、ところで、どうして加奈様達がこちらへ?」

亜紀が疑問に思ったことを問いかける。

その質問には留美が答えた。

「ああ。私達はお風呂に入った後・・・これを・・・ね。」

そう言って自分の胸を搾る仕草をする。

「それで、その間コタちゃんにはお部屋で待っててもらったんだけど、食堂から出て来たら廊下にコタちゃんが居てね。」

そこまで言うと加奈と留美の位置が入れ替わり

「コタちゃんが話声が聞こえるって言うもんだから・・・一緒に確認に来たの。」

自分の胸に抱いたこの屋敷の主の姿を見せる。

「「「「「!!!!!」」」」」

部屋の中の5人は狐太郎の突然の登場に息を飲む。

さらに

「・・・んん・・・お姉ちゃん。」

「え?なに?降りるの?」

狐太郎は留美に言って降ろしてもらうと

「・・・スン、スン・・・」

鼻を鳴らしながら歩きだし

「・・・あ!里美ぃ!」

何かに気づいたように里美に向かって両手を伸ばす。

「ああ、なるほど。里美ちゃん、抱き上げてあげて?」

「え?あ、はい。」

里美は留美に言われるまま狐太郎を抱き上げると

「・・・スン・・・スンスン・・・」

狐太郎は里美の首筋で何度か鼻を鳴らし

「・・・これが里美の匂い・・・」

彼女の匂いを記憶する。

「あ、あの・・・これは?」

どういうことか分からない里美は留美に目線を送る。

「おめでとう、里美ちゃん。あなた、コタちゃんに匂いを覚えて貰ったわよ?」

「ええっ?!ひゃうぅ!!」

驚いたと思ったら胸に訪れた刺激に今度は身体をすくませる。

見ると

「・・・ジュ・・・ッンク・・・」

狐太郎が自分の母乳を吸っていた。どうやら彼の目的はこれだったらしい。部屋の中の微かな甘い匂いに誘われたのだろう。

「・・・ほら、もっとしっかり支えてあげて。・・・どうかしら?おっぱいをあげる感じは。」

留美の指摘に里美は慌てて狐太郎を抱き直し

「は、はい・・・なんだか、暖かいです。それに・・・」

「それに?」

「・・・なんとも可愛らしい・・・」

我が子を抱く母親のような微笑みを見せる。

普段戦闘や訓練に明け暮れている女性とは思えない柔和な表情だ。

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