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先祖がえり
官能リレー小説 - ハーレム

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先祖がえり 144

―――――――――ppppppp♪

「はい。留美です。」

『ああ、留美か。』

朝食の後、留美のもとへ源之助から電話がかかってくる。

『どうだ、狐太郎の様子は。』

「はい。おかげ様で元気になりました。」

どうやら心配して電話をかけてくれたらしい。

『そうか。それなら良い。あー、そうそう。』

「・・・? なにか?」

だが、それ以外にも用事があったようだ。

『狐太郎は病み上がりだ。これからしばらくの間安静にな。』

「はい。もちろんです。」

『それと・・・治ったとはいえ、たっぷりと母乳を与えてやれ。それと、激しい運動は避けるように。事を始めるなどもってのほかだぞ。』

「事・・・?  あ、はい・・・///」

何を言い表しているのか理解すると顔を赤くする留美。

『いいな?しばらく精をつけさせてやれ。・・・雲行きが怪しいのでな。』

「雲行き?・・・晴れてますが?」

何のことだろう。一応窓の外を見てみるが、晴れている。

『ああ、こっちの話だ。とにかく、数日の間じっくり甘えさせてやれ。いいな?』

そう言うと源之助は電話を切る。

「・・・? どういうことかしら・・・ま、心配してくれてるってことよね。」

留美はその足で狐太郎のもとへと向かった。



それから数日の間、留美達は狐太郎につきっきりであった。

暇さえあれば狐太郎のもとへ行き、母乳を与えながら一緒に過ごしていた。

まるで嵐の前の静けさであった。




狐太郎が回復して数日後の夜

「・・・隊長、他の部屋は全て制圧しました。部屋の中に居た人間も食堂に集めています。」

「・・・御苦労。後はこの部屋だな。」

その者達は音も無く屋敷に現れた。

戦闘部隊のような格好をしたその女性たちは次々に屋敷の中を制圧していき、残すは狐太郎の寝室のみとなった。

その際、千恵、亜紀、静香、琴音の4人は当て身によって昏倒させられ、食堂に集められている。

隊長と呼ばれた女性は、狐太郎の治療をした夜、本社に居たその女性であった。

「・・・おそらく、目標と他4名が部屋の中に居るものと思われます。」

「そうか・・・なら私が目標を捕えよう。お前たちはそれぞれ一人ずつ捕えろ。いいな。」

「「「「ハッ!」」」」

「・・・では行くぞ・・・かかれ!」

隊長と呼ばれる女性の号令によって、4人の女性隊員が部屋に入る。

そして


「な、なにっ?!」

「きゃっ!!」

「ひゃぁ!!」

「ひゃう!!」

留美、加奈、美咲、真由の4人はあっさりと女性隊員に捕まってしまった。

さらに

「・・・御苦労。よくやった。」

遅れて入って来た女性が

「ふぇ?!わわわわっ!!」

狐太郎を捕まえてしまう。


「こ、コタちゃん?! あなた達っ!誰なの!コタちゃんに何かしたら許さないわよっ!!」

留美はその様子を見て自分たちを捕まえた謎の女性たちを睨みつける。

加奈や美咲、真由でさえも狐太郎に何かあったら飛びつかんとする勢いだ。

「・・・隊長。」

「いや、そのままにしておけ。逃がさないようにな。」

「ハッ!」

留美を捕らえた隊員が静かにさせるかどうか指示を仰ぐ。

だが、どうやら気絶まではさせないようだ。

「あなた達っ!何者なの?!」

留美は必死に逃げようと身体を動かしながら質問する。

「・・・大人しくしなさい。こっちには・・・」

隊長らしき女性が

「・・・あうぅ・・・お姉ちゃ〜ん・・・」

狐太郎を見せ、そしてそのまま狐太郎の口を塞ぐ。

「・・・っく・・・」

それを見せられては手を出すことも出来ず大人しくせざるを得ない。

「・・・加奈ちゃん、美咲ちゃん、真由ちゃん・・・」

留美の言葉で3人も大人しくなる。

「・・・それで、あなた達は?」

留美は出来るだけ相手を刺激しないように質問をしなおした。

すると隊長らしき女性が顔のマスクを取り

「・・・私です。」

その顔を見せる。

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