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先祖がえり
官能リレー小説 - ハーレム

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先祖がえり 143

「・・・あの・・・それで?」

食堂にやって来た加奈は食事を終え、指示を待つ。

「これは押しがいがありそうです・・・っと!」

「きゃっ?!な、なにを?」

何をされたのか分からないと言った様子の加奈。

しかししばらくすると

「わ、わわわわわわっ?!」

―――――――ジュワーーーーーーー!!

凄まじい勢いで母乳が溢れて来た。まるで水道の蛇口をひねったかのようである。

「こ、これは・・・」

ツボを押した女性本人も驚くほどの勢いである。

「と、とにかく狐太郎様のもとへ!!」

「は、はいっ!」

加奈は狐太郎のもとへ走りだしたが、その母乳はそこらじゅうに散らばってしまった。




それからの一日は大変であった。

4人は食堂と狐太郎の寝室を何度も往復して母乳を届けていた。

まるで親鳥が雛にエサを与えるかのような甲斐甲斐しさであった。

そして、その甲斐があってか


「・・・すぅ〜・・・すぅ〜・・・」

「よ、良かった・・・コタちゃんの熱も下がったみたい・・・」

狐太郎の体調もだいぶ回復していた。

だが、問題も残った。

「る、留美様ぁ〜・・・助けてください・・・」

「あううぅ〜・・・おっぱいが・・・」

「ちょっと・・・もう・・・止まってぇ・・・」

タイミングが悪く、皆直前にツボを押してもらっていたのだ。

しかも

「そんなこと言われても・・・私なんて・・・」

留美が自分の胸を3人に見せると

「えぇっ?!」

「うわぁ・・・」

「すごい・・・」

3人は驚きの声をあげる。

「はぁ・・・2回連続で押してもらうなんて頼むんじゃなかったわ・・・」

留美の胸からは加奈よりも勢いよく母乳が溢れていた。

留美が頼んだ時女性は「よ、よいのですか?出過ぎてしまうかもしれませんよ?」と釘をさしたのだが、自分がそれを無視したことがあだとなった。

「・・・と、とにかく、食堂に行って搾るしかないわ。」

そう言って4人は食堂に向かうことにする。

その際

「・・・よっ」

これ以上母乳が溢れないように乳首を摘んでみるが

「ひっ?!な、何これ!痛い痛い痛い!!」

内側からの圧力に耐えられないのか乳房が悲鳴をあげる。

慌てて4人が母乳を搾りに行ったのは言うまでもない。


その日、屋敷中のボウルが集められた。




「・・・隊長、どうやら狐太郎様は身体の調子を戻されたようです。」

「・・・そうか。ご苦労だったな。」

夜、木崎コンツェルン本社。

今日、留美達の手助けをした女性と、隊長と呼ばれる別の女性が話をしていた。

隊長と呼ばれるこの女性。背が高く、銀色の髪をショートカットにしている。

手足も長く、スラリとした体型。

狐太郎を取り巻く女性にしては胸が小さく、スレンダーという表現が相応しいだろう。

そのスタイル同様に顔つきも整っている。

特に目につくのはその勝気な瞳である。

その目はまさに獲物をしとめる獣の眼であった。

「・・・それで、隊長。例の薬の件ですが・・・」

「・・・ああ。」

「・・・完成致しました。」

「なにっ? そうか・・・投薬の準備を整えろ。」

「・・・はい。」

「ふふっ・・・これで私が頂点に立つ日も近いな・・・」

野心家な女性の声が、夜の闇に静かに響いていた。




―――――――翌日

「・・・んん・・・」

この日一番最初に目覚めたのはなんと狐太郎だった。

「ん、んーーー・・・・」

幾分かスッキリした様子で一つ伸びをすると

「・・・わぁ・・・」

自分を取り巻く4人の女性が目についた。

さらに

「・・・スンスン・・・うわぁ・・・おっぱいの匂い・・・」

部屋の中は母乳の匂いで満たされていた。

だが、その匂いが好きな狐太郎は

「・・・んふ♪」

嬉しそうに頬笑み

「・・・アムッ♪」

一番近くに居た大好きな姉の胸に吸いつく。

「んぇ?!きゃぁ!」

留美は突然の刺激に驚き、その原因を探る。

すると

「・・・あ、コタちゃん・・・」

「・・・ンジュ・・・おふぁよう・・・おねえひゃん・・・♪」

「ひゃうぅ!・・・おはよう、コタちゃん。おっぱい吸いながら喋ったらくすぐったいわ♪」

留美はヨシヨシと狐太郎の頭を撫でてやる。

「・・・コタちゃん、もう元気になった?」

「うんっ!」

狐太郎は笑顔で返事をして、また母乳を飲み始める。

どうやら昨日の名残でまだ多少母乳が出るらしい。

そうこうしているうちに他の3人も目を覚ます。

こうして屋敷の朝がまた始まった。




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