先祖がえり 126
その時
「ま、待ってください!!」
「・・・? 加奈?」
加奈は狐太郎のところに近づいて
「嫌です・・・私だけ仲間はずれは・・・嫌です・・・!!」
自分よりはるかに小さい体躯の男の腕にしがみついていた。
「・・・いいの?」
「はいっ!!元より私の全てはご主人様のものです!!どうか・・・どうか私にも・・・」
加奈は愛する主人に懇願してみせる。
すると
「・・・じゃあ、きて?」
「!!! は、はいっ!!」
加奈は急いで狐太郎の前に寝転んだ。
「・・・いくよ?」
「はいっ・・・来て下さい!!」
――――――――ズブブブブブブッ!
留美との行為のせいか、すでに濡れていた加奈の秘部は容易に狐太郎のものを受け入れた。
「ご主人・・・さまぁ・・・かまいません。どうか、激しく・・・」
「・・・うん!」
加奈に了承を貰った狐太郎は
――――――――・・・ズンッ!ズンッ!ズンッ!!
いきなりトップスピードで加奈を攻める。
「きひゃあああああああ!!うんっ、くひゃあああああああ!!き、気持ちいいれしゅ、ご主人しゃまぁ!!」
「あう・・・加奈・・・加奈ぁ・・・」
狐太郎がしようとすること全部を受け入れようとする加奈の動きに、狐太郎の動きも激しくなる。
「あきゅううううううううう!!ど、どうでしゅか?加奈は、ご主人様に・・・ちゃんとご奉仕・・・出来てますかぁ?」
それでいて狐太郎の事を考えている加奈。狐太郎も
「ううっ!! き、気持ちいいよっ・・・加奈ぁ!!」
思わず腰を動かしてしまう。
「あうううううううう!!よ、よかったれす・・・ご主人しゃまが・・・もう私に興味がないのかと・・・エック・・・グスッ・・・」
さっきの出来事が思いの外加奈を不安にさせたのか、思い出しては涙を流す加奈。
「そ、そんなことないよ!! 僕は加奈の事好きだからっ!!」
狐太郎は加奈に言い聞かせるように話す。
それに加奈は
「ふやあああああああああ!! ああ・・・なんというもったいない御言葉・・・加奈は、なんと幸せ者なんでしょう・・・」
うっとりとした顔で目の前の少年に酔いしれる。
そして
「あひゅうううううう!! ご、ご主人しゃま・・・私は・・・加奈は一生ご主人様のお傍に居ると誓います・・・ですから、ご主人しゃま・・・どうか、どうか加奈を捨てないでください・・・」
そのまま狐太郎に宣言する。
「・・・うん!加奈・・・ずっと傍にいてね・・・」
狐太郎も嬉しくなって腰を動かしながら加奈に抱きつく。
そして
「ああああああああ!!!ご、ご主人しゃまのが大きくっ・・・だ、出されるのですかっ?!」
「ううっ・・・加奈ぁ・・・も、もう・・・」
「お願いしましゅ!!な、中に、中に全部出してくだしゃいいいいいいいいいいい!!いひゃああああああああああああ!!」
加奈は両足でがっちりと狐太郎をホールドすると
「ううっ、うあああああ!!」
―――――――――ビュルッ、ビュルルルルルルルル〜〜〜〜!!!
「あきゅううううううううううううううう!!き、きましたぁ!!熱ぅいの!!お腹の中、一杯いいいいいいいいい!!」
一滴も逃がしてなるものか、という気持ちで狐太郎の射精を受け止める。
「あううううう!!か、加奈ぁ!!」
そして
「あ、あああ!!も、もうダメっ!!私っ、わたっ!!!」
そう言って声にならないのか口をパクパク動かすと
「・・・ふやぁ〜・・・ご、しゅりんしゃまぁ〜・・・・」
加奈もその場で力尽きた。
「・・・ん、んん・・・」
数分後、一番先に目を覚ましたのは
「・・・あら・・・加奈ちゃん・・・」
留美であった。
彼女の目線は今加奈に向けられている。
正確に言えば
「・・・むぅ〜〜〜・・・」
加奈と繋がったまま加奈に抱きしめられている狐太郎にであった。
「・・・あ、お姉ちゃん?」
その声に反応する狐太郎。どうやらまだ起きていたらしい。
「・・・コタちゃん、そのままだと風邪を引いちゃうわ。ほら、お姉ちゃんとこに来て一緒に御布団に入りましょ?」
「え?あ、うん・・・」
留美は風邪を引いたらいけないという名目で加奈から狐太郎を取り返そうとする。