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まおーに任命されました。
官能リレー小説 - ハーレム

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まおーに任命されました。 2

 かーくん……早苗はカレシである三國海(ミクニ カイ)の名前を出して、にっこり笑いながら言ってのける。
 コイツのカレシの事は良く知らないが、頭オカシイんじゃないのか?

「まおー様とカレシは別物……常識でしょ? 」

 早苗がそう言うと、俺の後ろから

「そろそろチャイムが鳴るわよ? 早く席に着きなさい」

 と、いっつも無駄に早く来る物理教師の恵ちゃん(佐藤恵:サトウ メグミ)の声が聞こえた。
 この先生、厳しいクセにロリ顔だから皆恵ちゃんと呼んでいる。
 本人も満更でもなさそうなのがまた可愛い。
 実年齢三十らしいけど、身長も顔立ちも周りの女子とあまりかわらないから信じられない。
 スーツ+白衣じゃなくて制服に身を包んでいたら間違いなく生徒に溶け込めると思う。

「え!? 私トイレに行きたかったのにぃっ……まおー様が変なこと言うからぁ〜」

 って、俺のせいかよっ。

「変なこと? 魔王様に何かあったの?」

 って、あんたも魔王って呼ぶんかいっ。

「そうなんですっ! まおー様が……」

 早苗はそこまで言うと、如何にも悪巧みを思い付いたような怪しい笑みを浮かべた。

「まおー様が、もう直ぐ授業が始まるって言うのに、どーしても、私に、今直ぐ、種付けしたいって言うんですぅ〜」

「はぁっ!?」

 言ってない!
 俺は、断じて、言ってない!

「……魔王様が言うなら仕方ないわね。さっさと済ませて来なさい」

 さっさと、だと!?
 インスタントラーメンみたいに言うなよっ。
 種付けだぞ? セ○クスだぞ?
 先生が生徒に向かってさっさと済ませろってどーゆーこと?

「その代わり魔王様、私にも種付けすること。じゃないと評価なしにしちゃうから」

「おいっ! 何言ってんだよお前!」

 恵ちゃんに向かって叫ぶと、出席簿でポンって頭を叩かれた。

「魔王様といっても生徒なのよ。偉そうな口を利くのは私に種付けしてモノにしてからにしなさい」

 種付けスゲー……じゃ、なくて!

「ほらほら早くっ。さっさと終わらせないと私の評価に響くからっ」

 早苗は素早く俺の手を掴み、恵ちゃんににごりと返して走り出した。

「ちょ、マジかよ!? 待てって……」

 不意をつかれた上、トイレまでが凄く近かったこともあり、あれよあれよと女子トイレの中に引きずり込まれる。
 個室の一つに投げ入れられ、様式の一つに座らされると、早苗は

「ふっふ〜ん……つーかまーえたっ」

 と嬉しそうに笑って

「んッ……ん……んふ……」

 キスを、濃厚なキスを……カレシじゃない俺にする。
 ……衝撃を受けた。
 この行為が、さっきまで有り得ないと思っていた発言の数々に真実味を持たせる。
 早苗のぷるんとした唇は見た目通りにとっても柔らかくて、押し付けられるだけでも興奮してくる。
 その上、背中に腕を回して愛おしそうに抱き締められると、もう理性なんてものは風前の灯だ。

「んはぁ……ねぇ、どうして何もしてくれないの? 私ばっかり積極的でさ……まおー様石みたい……」

 早苗は少し悲しそうに呟く。

「結婚するまではって思ってたけど、まおー様は別だよ? 私、まおー様が初めてなら今でも良いって思ってる。ううん。今すぐ初めてを捧げたい……。でも、やっぱりまおー様は私じゃダメなのかな……」

 早苗と付き合いたいと思ったことはない。
 でも、可愛いと思ったことは何度もある。
 それぞれ、いつの時も別の人を見ていたせいか、お互いを意識したことはなかった。
 俗に言う兄妹みたいな距離感……。
 それがなくなっていくのが判る。
 可愛らしい顔に金髪のセミロング。
 丁度手にフィットしそうな胸。
 小振りなお尻。
 早苗の全部を女として見ていくと、男としての俺は容易く擽られる。

「早苗……」

 気が付いたら俺も早苗に腕を回していた。

「まおー様……」

 離れた唇が戻ってきて、今度は俺からも押し付ける。
 早苗は唇だけじゃなくて舌も柔らかい。
 それを今体感している。
 気分を高める水音が俺と早苗の唇と舌で鳴っていると思うと何とも言えない。
 ただオスの本能だけが掻き乱されていく……。

「こんなキス初めて……ちょっと怖かったけど、今は早く欲しくしかたないよ……」

 そう言いながら、早苗は俺の男性器をスラックスを介して撫でてくる。
 俺もこんなキスは初めてだ。
 何より、カノジョでもない人とキスをすること……それ以上のことを求められていること……その事実が大きな興奮を誘う。
 早苗みたいな可愛い子なら尚更だ。

「ねぇ……舐め舐めした方が良い? かーくんには嫌って言って手で我慢してもらってるんだけど、口の方が気持ち良いんだよね?」

「人にも寄ると思うけど……?」

「そうなの? まおー様はどうして欲しい? 私に何させたい?」

「俺は……口の方が有り難いけど、早苗が嫌なら別に……って、おいっ」

 俺の膝から降りた早苗がベルトを勝手に緩めている。
 人の話聞けよっ。

「嫌じゃないよ。まおー様のためなら……何でもきいてあげる……」

 言いながら、留め具を外してジッパーを下げきり、ぴっちりしたボクサーパンツなんてないかのようにスラックスごとずる剥けにされた。

「これが……まおー様のオチ○チ○……」

 早苗は顔を赤らめて

「さ、早苗っ……」

 亀頭の先端をチロチロ舐めた。
 生温かい舌先が弾き上げるように亀頭の裏を舐め上げてくる。
 拙い舌遣いが逆に新鮮で背筋が震えた。

「はあッ……んはぁッ……ねぇ、もっとお尻をこっちに寄せて……」

 早苗に言われて浅く腰を掛け直す。
 股に間で屈む早苗は、目の前の俺のムスコの裏筋を見上げていた。

「あぁん……凄くおっきぃ……私の中に入るのかな……」

 うっとりと頬を上気させる早苗は、何の前触れもなく裏筋に舌を這わせた。

「ううッ」

 俺は思わず呻いていた。

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