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悪のハーレム
官能リレー小説 - ハーレム

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悪のハーレム 10

ぐるぐると回る巨大な流砂に飲み込まれ、足元を取られたアクアエンジェルに対して怪人娘…アリジゴクの能力を模した少女は楽しげに語りかける…口から生えた牙と、わかりやすく頭から生えた角、褐色の肌とサンドイエローの特徴的な甲皮を身にまとった少女は勝ち誇り、すりばち状の砂の底に潜ったまま、アクアエンジェルを待ちかまえていた。

「こんなっ…モノおぉっ…あぁっ…そんなっ!」

苦し紛れにアクアエンジェルは再度肉体を水に変えようとするが、
そのまま皮膚に張り付く砂は水を吸着し、逃がす気もない、と言わんばかりに吸い付いては逃亡を阻止し始める…ついに力を失いぐったりしたアクアエンジェルは流砂に飲み込まれ、気づけば地面は何事もなく平らに戻り、アクアエンジェルがいた証拠は完全に消え失せていた。 

「いいのかなぁ…アクアエンジェル倒しちゃって?レオナちゃんも活躍したかったんじゃないのかな?」

ツバさが地面に降り立ち残念そうにつぶやき、それに合わせて地面からざばぁっ!と砂をかき出し現れたアリジゴク少女、ミルはアクアエンジェルを肩に担ぎながら呟いた。 

「いーのいーの!ねえレオナ、これからレオナはやることがたくさんあるからね?ふふふ…それじゃ準備しよっか?」

気絶したアクアエンジェルを地面におろしながら、誰もいない虚空にミルが話しかけると同時に、全身保護…気配すら消す知覚遮断能力を解除し、レオナは姿を表した。

「ふふふ〜そうだよねぇ、後は私が頑張らなくちゃ、さ、それじゃあ始めようか?あ、終わったらツバサちゃんがこのお姉さんを運んでくれる?お父さんのところまでね?」

楽しげに話す少女、レオナの肉体はは虫類のそれらしく、ぬめるような皮膚室の肌には虫類特有の瞳を持っていたが、そのまま気絶するアクアエンジェルに近づくと、身体を抱き締めぼろぼろの衣装を脱がす間、その皮膚質はどんどん人間…しかも目の前のアクアエンジェルそっくりに変わっていき、最終的にはアクアエンジェルがアクアエンジェルの衣服を脱がす…という、ある意味異常な光景が目の前に広がっていたが、能力を把握している子供たちからすれば、それこそ他愛もないことだったのは言うまでもないだろう。

「ふぅー、じゃあ仕上げをしようか?ふふ、記憶もいただいちゃうよ?お姉さん?」

「んんっ…おっ!??おぉ〜〜っっ‼‼」


気絶していたアクアエンジェルは、レオナの行為により絶叫をあげた。 

突如としてレオナは口を開き、中から伸びた舌先がむりやりぐちゅりとアクアエンジェルの耳のなかにねじ込まれ…そのまま一気に脳まで到達したそれが、脳から情報を吸出し始めたのだから、与えられる苦痛と、それを和らげる快楽は凄まじいものだったのだろう…気づけばアクアエンジェルは再度気絶し、自らよりも年下な子供怪人たちの前で全裸を晒しながら失禁する…という、意識があれば二度と立ち直れないであろう、屈辱的な仕打ちを受け、その場に倒れ込んだ…アクアエンジェルが怪人に完全敗北した瞬間なのだろうが、レオナ達からすればそんなことはどうでもいいことだった。

これがあれば忠誠と愛を誓ったお父様を喜ばすことができる、さらにレオナの能力を使えばもっと喜ばせられるかもしれない…母親達の記憶をそのまま受け継いだ少女達からすれば、そう考えるのは当然だっただろう。

いずれ敵…アクアエンジェルの元締めであるエンジェルプリンセスと闘うなら、今のうちに組織を骨抜きにするに越したことはない。
レオナの能力…それはカメレオンの力だが、母親から授かった知識と忍びの変装術や肉体改造の能力は、敵の姿や記憶すらコピー出来るというものだからこそ、その作戦を実行するには最高の手駒になれる…レオナ達はそう考えていた。 

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