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悪のハーレム
官能リレー小説 - ハーレム

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悪のハーレム 8

「エキドナ、しかし…」

俺が言葉をかけようとするもエキドナはそれを制止するような眼力で見つめ返す…そりゃそうだな、俺の子供がくのいち達の劣化コピーであってはならない、ようはこれはその試金石と言うわけだ。 

「よし、解った、では娘達に命令を下そう、お前達は母親よりも優秀な子供達のはずだ…アザミ、お前は子供の援護を、他の三人も同様に子供を援護しながらエンジェルプリンセスの救援を足止めしろ、必要ならダークアーミーをけしかけ暴れさせても構わん!」

「はっ!!!全てはダーククロスとカオス様のためにっ!」


くのいち達とその子供達は声を合わせて俺を潤んだ瞳で見つめながら敬礼のポーズを取る、なかなかに素晴らしい光景で、リュウカに母乳を与えているエキドナも誇らしげな表情を浮かべていた。 

「やっぱり格好いいよアンタは、カオス…世界征服、頑張りな?」

「ああ、それまでに俺に使いつぶされるなよエキドナ」

俺は楽しげにエキドナに話しかけ、その肩を抱くが…振り返ればいつの間にかくのいち達とその子供達はいなくなっていた。 


とりあえずまずはお手並み拝見だ、邪忍軍出身者はしぶとく何が何でも生き残ることを第一に考えるから、こういう時にはもっとも役に立つ、せいぜい頑張ってもらうとしよう。 

ーーーーーーーーー 
所変わって市街地では、激しい戦闘が繰り広げられていた。 

「アクアっ!トルネードぉぉぉっ!!」

「なんのぉっ!リアクティブシュラウドオォォッ!!」

アクアエンジェルと攻防を繰り広げるのは機界帝国のパンター…高級量産兵として作り出されたサイボーグだ。

世界中の人間をサイボーグ改造し、永久たる不死者の楽園を作る…狂った科学者の思想により作られた組織、機界帝国はロボット兵士とサイボーグのみで構成されており、1000人規模で活動する中堅クラスのテロリスト集団としてヒーロー側には認識されている。 

それに対して本来ならばアクアエンジェルが所属するエンジェルプリンセスは主にオカルト系…悪魔や邪神の及ぼす被害を食い止める戦いを得意とする集団だ、故にこういう相手との戦闘には一苦戦強いられてしまう。 

「くそっ…なんて固さなの…どうすればっ…」

呼吸も荒く、パンターの攻撃により露出度の高いフリル系衣装を破かれながらもアクアエンジェルは呟いた…腰までのロングヘアはツインテールに纏められているが、今はそれすら暑苦しく感じるほどにアクアエンジェルは緊張している。 


やるなら今しかない、しかしこれがうまく行くかどうか…適度に距離を取り、アクアエンジェルが武器を構えた瞬間。

「おりゃああああっ!」

凄まじい爆音と共に次々とパンターの背中に装着された大砲から砲弾が撃ち込まれた、大規模な攻撃を想定しているためか、砲弾は榴散弾を使用し、出来るだけダメージを与えようと、初速の遅いながらもまるで花火のように破片を炸裂させながら、大量の弾丸がアクアエンジェルを襲い始めた…もはや絶対絶命、アクアエンジェルは血しぶきを吹き上げ爆発四散したかに思われたが…

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