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続・花嫁サークル!!
官能リレー小説 - ハーレム

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続・花嫁サークル!! 9

 諦めたように肩の力を抜いた夕貴は、愛の反対側から顔を回り込ませ

「あと一回だけだからね?」

と囁き、頬に軽く唇を触れさせた。

「遅くなったけど……おはよう、夕貴」

 そう言いながら夕貴の方へ向けた視線に彼女の視線が絡み付く。

「おはよう……ゆっくん……」

 絡み付いた視線は瞳を閉じることで断たれ、舌に取って代わる。
 愛は

「好き……ダーリン……」

と熱い吐息を耳に吹きかけながら舌を伸ばした。

「私も私もっ」

 花音が明るい声を振りまきながら早足に寄っていく。

「ちょっと待って」

 二人の密着を解きながら立ち上がった悠は、椅子の向きを変えて座り直した。

「お待たせ、花音」

 それを合図に花音は顔をぐぐっと近付け

「おはよっ。ダーリンっ」

笑顔を弾けさせる。

「おはよう」

 悠が返すと、やはり二人の唇は重なり、直ぐに唾液が絡まり合う音が漏れ聞こえ出す。

「ねぇ、私は?」

 その声に視線を美穂に移し、彼は花音との接吻を中断する。

「おはよう、美穂」

「ふふん……おはよっ、ダーリン……」

 機嫌を直したのか、美穂は笑顔を戻した後唇を押し付ける。
 そして舌を絡め合った。

「ふふっ……ナイスタイミングかな?」

 さっきの美穂たちとは正反対の事を口にしたのは、この家の朝に相応しい光景を目の当たりにしたルナだ。

「そうみたい……」

 続いて現れたのは志穂。
 そして

「ったく……朝っぱらから信じらんないっ」

と顔を赤らめる千秋に加え、

「あれ? はーちゃんは? 担当日じゃなかったっけ?」

とキョロキョロしている冬香の姿もある。

「シャワー浴びるって」

 と姿を見せたのは夏希。

「たっぷり出されてた……美味しいミルク……」

 そう付け加え、控え目に出した舌を自分の上唇に這わせる。

「わたッくしにも……お恵み下さいませ……」

 担当日でありながらまだどの口にも精を受けていない純華は縋るように悠へお強請りするも

「今の純華は顔に出してもイきそうだからダメだよ」

と悠は軽くあしらい、朝の言葉を交わしたルナと熱い口付けに及んだ。

「私もッ……お掃除だけじゃ足りないよぉッ……」

 理央ははだけた胸を一層寄せ、彼の後頭部を強く挟みながら甘い声を吐く。

「お情けだけでも十分じゃんッ……んん……」

 愛は独り言のように言いながら頬に感じる脈動に瞳をうっとり蕩けさせる。
 反対側には夕貴の頬が控え、スリスリスリスリ撫で上げていた。
 熱い口付けを終えたルナは紗耶と顔を並べて悠の右手の指へ恭しく舌を伸ばし、彼女の後に言葉を交わした夏希、冬香、志穂は彼の舌を三人一緒になって舐め回している。
 そこにまたしても

「おっはよーっ」

ダイニングに入ってくる人物が……。

「……って、私乗り遅れてるし……」

「んはぁ……まどか、ちょっと待ってて……」

 三人からの舌フェラから脱出した悠は、右手の指をくわえているルナと紗耶、左手の悠をくわえている美穂、花音の口から両手を解放させ、上着を脱ぐ。
 奉仕できる箇所が増え、夏希と冬香は飛びつくように胸板にキスを浴びせた。
 志穂は次なる奉仕箇所を決めていたのか、舌が引っ込んだ瞬間すぐさま右の足元にうずくまり、地に着いたままの足の甲に頬擦りを繰り返している。
 彼の両手の指先が再び口内の温かさに包まれる頃には、まどかの上気した顔が悠の顔をのぞき込んでいた。

「おはよう」

「おはよう……悠……」

 そして唇が触れ、擦れ合った。
 しかし今回は直ぐ離し

「千秋も来いよ」

と立ったまま動かない千秋を呼ぶ。
 彼女は視線を外しながらもゆっくり彼に歩み寄った。

「おはよう、千秋」

「お……おはよ」

 相変わらず視線を外したままの千秋は

「『おはよう』の後は?」

と訊かれ、チラッと悠の顔を窺う。
 そして瞳を閉じ、更に赤くなりながら唇を近付けていく。

「んんッ……ッ……」

 やがてそれが重なり、舌を絡め合う。
 舌同士が寄り添い、身体を擦り合わせるように密着しながら舐め合っている。

「ぅんッ……私も……」

 先程の接吻に満足いかないまどかも舌を参加させ、熱い吐息を振り撒いた。

「ご主人様ぁ、ああッ……せめてッ、せめてご奉仕だけでも……お許し下さいぃ……」

 一人腰を捩り続けながら傍観を強いられている純華は自分を貶めて媚び、そんな自分に更に欲情して秘部の疼かせるという最悪の状況に陥っていた。
 見かねた悠は

「ここ空いてるぞ」

と左足で軽く床を鳴らすと、千秋とまどかの舌が絡み合っている所へ再び参加した。

「ありがとうございますっ、ご主人様っ」

 与えられた役目に声を弾ませながら純華は急いで床に這い蹲り、志穂がやっていたように左足へ頬擦りを始める。
 そして苦しそうに腰を捻った。
 肉棒は硬度を増し、それを肌で感じた愛と夕貴は完全勃起を促すようために矛先を陰嚢に向ける。
 愛は優しく吸い付いて口内で撫でるように転がし、夕貴は舌の腹で弾ませるように舐め上げている。
 二人とも一様にして尻を振り、淫靡な吐息をまとわりつかせながら……。

「はあんッ……ゆっくんんんッ……」

 上気した顔のルナが亀頭の先の輝きに吸い寄せられていく。

「んッ……あぁッ、あッ……」

 同じく、花音の舌先もそちらへ向かい、ルナと一緒にカリ首を挟み込んだ。
 舐めると言うより擦り付けるように大きく舌を動かし、時にはエラに添わせて先端を滑らせるように繊細な動きも披露しながら、裏筋へ垂れていきそうな先走りを掬い上げて陶酔し始める。
 その頃には右足の志穂も頬擦りから足舐めへと変遷し、両手に支えた右足の裏に惜しげもなく舌を這わせている。
 舌先に力を集中させて何かを描くように蛇行させさたり、逆に舌全体から力が抜けたような柔らかい状態で腹を押し付けながらねっとり舐め上げたり……足裏を舐めるにしても様々なバリエーションで奉仕に勤しむ。

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