PiPi's World 投稿小説

続・花嫁サークル!!
官能リレー小説 - ハーレム

の最初へ
 36
 38
の最後へ

続・花嫁サークル!! 38

「ききき、きっ、きき着ていい? いい!?」

「もちのろんなのですっ」

「やたーっ!」

 目をキラキラさせながら服を脱ぐ理央と、やはり目をキラキラさせる里奈。
 美鈴は一人堅い微笑を浮かべながらただ見ていた。

「きたきたきたーっ! リオタン! りみっとぶれーくー!」

 からの

「超絶魔法戦士リオタン! ハピネスセットアーップ!」

と、早速アニメさながらの決めポーズをとってみせる理央。

「おお〜! 動きをバッチリ覚えてるのですー! 素晴らしいのです!」

「す、凄いです……」

 それを見ていた二人は、理央の身のこなしに違った意味で同じ様に驚いていた。

「着心地はどうなのです?」

「うーん……ちょっと胸元がキツいかも……」

 里奈に感想を求められ、理央は胸元に手をあてながら正直に答えた。
 途端、美鈴が怯えたように首を細かく横に振り、理央は頭に疑問符を並べた。

「……ふっふっふ、魔法戦士リオタンはけーんなのです! ミスーズ! 捕まえちゃうのですーっ!」

「はっ、はいぃーっ!」

「ひゃああっ……なになになにっ……」

 困惑する理央。
 彼女が里奈の逆鱗に触たことを悟った美鈴に捕らえられてしまった。

「んふっ……良くやったわミスーズ」

 里奈は妖艶な笑みを見せると、魔法戦士リオタンと化した理央に歩み寄った。

「まさか……里奈っちが悪の女王リリナだったなんてっ……」

 理央は驚愕の顔で里奈を見つめる。
 まさかノってくるとは思っていなかった美鈴は呆然と二人を見ていた。
 断っておくが「魔法戦士リオタンはけーん」辺りからアドリブだ。

「今頃気付いても遅いわ? よくも散々邪魔をしてくれたわね」

「私は諦めないっ。必ず世界を救ってみせるんだから!」

 理央は迫真の演技でキッと悪の女王リリナこと里奈を睨み付ける。
 手錠を填められ、カーテンレールに繋がれた手をガチャガチャ鳴らし、足掻きながら。

「その威勢、いつまで続くかしら?」

 理央の豊乳の片方をタプタプ揺らしながら里奈は目を細める。

「んんっ……」

「無駄な脂肪を蓄えてるから簡単に捕まってしまうんじゃないの?」

「ち、違うぅっん! そこには夢とッ、き……希望がッ、ぁッ、詰まってるのぉ……んっ……」

「そう……ふふっ。その夢と希望、握り潰しちゃおうかしら?」

「はあん! だめぇぇえッ、んんぁッ!」

 里奈の責めに理央は艶めかしい声を上げる。
 円を描くように優しく揉み回しながら指を軽く曲げるような、ねっとりした里奈の手付き。
 悠のどの手付きとも違うこの加減は、女性であり里奈であるから為せる快感を呼び起こす。
 まるでゆっくりと染み渡って行くかのように理央の肢体を蝕むだった。

「あらあら、可愛い声で鳴くのねぇ。ふふっ。焦れったい? 握り潰して欲しいのかしら」

 里奈は握る強さは変えずに揉むスピードを上げる。
 柔らかさを楽しむように。

「んああッ……んんッ! んくぅッ……」

 強く唇を結い、理央は声を押さえ込んだ。
 正義の味方であるリオタンが悪役リリナのいいようにされるわけにはいかない。
 ピクンッと跳ねる体を出来る限り小さくさせ、内腿を擦り合わせながら迫り来る快感に抗う。

「私の下僕になるならもっと気持ち良くしてあげてもいいのよ?」

「そッ、そんなの、要らないもんッ……あううッ……私は世界をッ、救わなきゃ、いけないッ、のぉ……」

「あら残念……ミスーズ! ローターを持ってきてちょうだい」

「は、はいぃっ!」

 美鈴は既に下僕役らしい。
 本人にその自覚はないが、テキパキ動く姿はそう表現せざるを得なかった。

「ミスーズはいい子ねぇ……ん……」

 ピンクローターを受け取った里奈は美鈴に接吻のご褒美を与えた。
 悠とは違った唇の感触が美鈴の唇に触れ、入れられた舌もやはり悠とは違った柔らかさで口内を優しく蠢き回る。
 美鈴は直ぐに顔を赤くして練り合わさる唾液を泡立てるように舌を絡め付けた。

「ん……あッ、はああ……んッ……」

「はうぅん……んふうッ、ぅぅッ……あぁ……」

 里奈が漏らす吐息も色っぽく、同性と接吻して感じている自分を意識させる。
 その得も言われぬ感覚が快感に拍車を掛け、美鈴の背筋を震わせた。

「んふぁ……ふふっ、ミスーズ……感じてるのね……」

 離れていった舌を惜しむようにぼんやりと口を開けたままの美鈴に、里奈もゾクッと肌を粟立てた。

「もっと気持ち良くなりたいなら、リオタンの夢と希望を可愛がってあげて?」

「はぃ……リリナ様ぁ……」

 里奈の力でミスーズに変貌してしまった美鈴は、黄色いボタンをゆっくりと外していく。

「ああぁ……ホントにリリナの手に堕ちてしまったの……美鈴ちゃんっ……」

 理央と美鈴は知り合いだという設定らしい。
 美鈴を見ながら困惑する理央だったが、頬を僅かに上気させている。
 里奈の接吻の心地良さは理央も知っているだけに、目の前で見せ付けられて高ぶっているのだ。

「いや……ダメだよ美鈴ちゃんっ、んあ……しっかりしてぇ……」

 理央の声は届かず、露わにされたブラジャーのフロントホックは美鈴の手によって解かれる。

「無駄よリオタン。ミスーズはご褒美が欲しくてもうべちゃべちゃにしちゃってるわ? ふふふっ」

「り、リリナ様……恥ずかしいです……」

 美鈴は耳まで赤くしながら腰を捩った。
 しかし、下ろされたショーツにはうっすらと染みが広がるほど美鈴の陰唇は濡れていたのだ。
 理央の前に立つ美鈴、そして美鈴の背後でしゃがみ込み、美鈴のスカートを捲り上げている里奈……。
 美鈴は我慢できず、理央の乳房にそっと手をあて、腰を引いた。

「凄く柔らかいです……リオタンのおっぱい……ひあんッ! んうぅッ!」

「ひううん! 急に強くッ、あああん!」

 美鈴が嬌声を上げた途端、理央の豊乳に指が食い込んだ。
 お互いに軽く顎を突き出し、走り抜けた快感に腰を弾ませている。

SNSでこの小説を紹介

ハーレムの他のリレー小説

こちらから小説を探す