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続・花嫁サークル!!
官能リレー小説 - ハーレム

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続・花嫁サークル!! 4

 しかし問題は電車通学ということだ。  三十分程度だが、急行を逃すと倍近くかかってしまう。
 彼は時計に視線を遣ると、未だ快楽の余韻が残る身体を起こして洗面所へ向かった。

「あ、悠。おはよ」

 洗面所にいた先客、小春は鏡越しに悠を確認すると、振り返って笑顔を浮かべる。

「おはよ。今日は何もないんじゃなかったっけ?」

 彼は小春の横に並ぶと自分の歯ブラシを摘み上げながらそんな疑問を口にする。

「ええ。だから早起きなの。あつーいキスで起こしてあげようと思って……」

 既に歯磨きを終えている小春の息は朝に相応しい爽やかな物だ。

「でも予定が狂っちゃった」

 残念そうに呟く小春に

「里奈と美鈴は普通に授業だから」

と言って悠は歯ブラシを口に含む。
 というのも、彼には幾つかの約束が課せられているのだ。
 そのうちの一つが「毎朝全員と言葉を交わす」こと。
 故に美鈴と里奈が早く起きることを心得ていた彼は目覚まし時計をセットしておいたのだが、何故か二人から起床奉仕を受けるハメになったのだった。

「そっかぁ……」

 何故か妖しい微笑を浮かべた小春は歯磨きの邪魔にならないよう身体を擦り寄せていく。

「じゃあ、作戦変更……」

 背後から豊満な胸を押し付け、前に回した手で彼の股間を優しく弄る。

「私、今日担当日なの……」

 耳元で囁く声に反応する愚息を手に感じ、小春はますます体を密着させて乳房を擦るように身を捩らせた。

「担当日か……」

 悠は一旦歯磨きの手を止め、

「じゃあ俺が飽きるまで奉仕してもらうしかないな」

と呟くと

「はい……喜んで……」

小春は待ってましたと言わんばかりに前へ回り込み、膝を折った。
 スウェットだけを脱がせると、膨らみが良く分かるボクサーパンツの隆起に唇を押し付ける。
 そして、円筒を啄むようにキスを浴びせ始めた。
 担当日とは、優先的に悠への奉仕が出来る日の事だ。
 確実に膣内へ彼を迎えられる日を指し、決して担当日でない者は抱いてもらえないという訳ではない。
 ただし、担当日の者は悠と一緒に寝るという特権を与えられるのだ。
 因みに、担当日のルールは大きく分けて二つのパターンがある。
 一つは四人で一日を担当するパターン、もう一つは一人で一日を担当するパターンだ。
 つまり、一週間のうち四日は四人パターンとなる。
 一人のパターンは日曜日と決まっていて、一日中一人だけ……故に、デート等は大抵この日になる。
 厳密に言えばあともう一パターン、全員で愛情を深め合う日が存在するのだが、一人パターンの日以外はほぼそのような状態に等しいため省略しておく。
 一週間のうちの残り一日は、悠が恋人たち以外の人物と友好を深める日だ。
 当然彼にも友人と呼べる人物たちがいるのだから。
 しかしその日に友人関係の予定が何もなければ必然的に全員愛情を深める日に変わる。
 随分ハードな毎日だが彼にも彼女たちにも幸福な日々である。

「ん……んはあぁ……」

 膨張していく部分の布地はすっかり唾液を吸収し、卑猥な影が明瞭になっている。
 唇に感じる硬直に小春は頬を期待で染めながら、歯を磨いている悠を強請るような上目遣いで窺い続けた。
 しかし彼の目は鏡にばかり向けられていて、彼女の行為がまるで当然といった様子だ。
 それがまた小春の疼きを加速させ、腰を振らせ、蕩けさせる。
 剛直の先端を口で覆うと卑猥な音を立てながら染み込んだ先走りの吸い出しを試み、再び上目に彼を見つめ唾液を更に滲ませるようにゆっくりと舐め上げていく。
 そんなことを繰り返しているうちに歯磨きからひげ剃り、洗顔まで終えてしまった彼の視線が漸く下ろされた。

「小春」

「はい……」

 顔ごと上に向けた小春は彼に立たされ

「ん……」

接吻にありつけた。
 重なり合う唇を擦り付け合いながら鏡に正面が向くよう誘導され、背後から胸元へ回される手に小春の身体は震え上がる。

「んふぁッ……んッく……」

 自ら伸ばした舌に舌が絡まり、練り混ぜた唾液を嚥下していく小春。
 骨抜き状態になりつつも、洗面台に付いた両手で身を支え、豊乳を弄ばれる喜びに腰を弾ませている。

「見て」

 唇を離した悠に言われ、小春は鏡に向き直る。

「小春、どんな顔してる?」

「は……発情した、メスの顔……です……」

 肩で息をする彼女はもうショーツが濡れそぼっている事実を知っている。

「発情? 小春はこんな朝っぱらから発情してるのか?」

「はい、んッ……こんな朝っぱらから、発情……してます……」

 淫らなことを言うように強制されるのは自発的に紡ぐのとは違った興奮があるのだろう。
 小春のクロッチは次々に熱い期待を滲ませている。

「ふ〜ん。で、どうして欲しい?」

「ああぁ……小春のぉ……牝牛小春の淫乱マ○コを、ご主人様のオチ○ポ様で……んんッ、ガンガンッ、突き上げて……熱いミルクを注いで下さいぃ……」

 小春は鏡に写る自分を見つめ、少し腰を突き出して陰部に当たる男根を上下に擦りながら懇願する。
 乳肉を揉む手の力が強くなったこともあり、望む快感は最早目の前と思われた。
 が……。

「っ! ちょちょ、いきなりとか反則だよっ。ていうかこんなとこでこんなこと予想外すぎだし、不意打ちすぎて全然準備出来てないし、せめて歯磨きはしときたかったっていうか」

「理央、おはよう」

「あ、うん……おはよ」

 そこに理央が現れたのだ。

「おッはよ……理央ッ……あッ、あんッ……」

「お……おはよ、はー……ちゃん……」

 いやらしく表情を歪める小春に理央は落ち着きを通り越して僅かな疼きを覚えた。

「理央もおいで」

 悠の声にハッと我に返った理央は

「待って! 超ハイスピードで歯磨くからっ!」

と急いで小春の横に並ぶ。

「俺より歯磨きかよ」

「これはダメ。エチケットだもんっ」

 口臭を気にするのは当然と言えば当然である。

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