続・花嫁サークル!! 18
当然愛は確認し、差出人を見て表情を和らげる。
しかし……
「えっ、何……? どうッ、して……こんなッ……」
添付画像を確認し、俄かに牝の本能が刺激される。
夕貴の口一杯に溢れている白濁……それを放ったと思われるメールの差出人は、他ならぬ彼氏であり、主様。
そして愛はカノトモと共に愛情と肉棒とで心も体もすっかり悠に鷲掴みにされている、恋人を兼ねた性奴隷。
画面に映る白濁と夕貴が受けた仕打ちを想像して欲するのは、最早必然のことなのである。
気付けば、やはり彼女の足はトイレに向かってしまうのだった。
それから、耐久自慰に挑む者たちのオカズは悠の種汁を見せびらかす夕貴の画像へと変わった。
それを見ながら各々のスタイルで高ぶらせ、絶頂手前で悶絶する。
担当者は、初回寸止めの後の一時間後にもう一度課題をし、それから急いで買い出しに向かい、トイレを四つ全て占拠して耽ってから買い物済ませ、帰宅して直ぐに嬌声の合唱に加わった。
その頃には悠の方もガイダンスが終わり、夕貴と落ち合う。
そして当然のように公衆トイレに入っていた。
「マジで勘弁してくれよな……」
悠は嬉しい悲鳴を上げていた。
何しろ、一時間毎に新たな卑猥画像が一度に複数人から送られてくるのである。
夕貴がおしゃぶりのお強請り頬擦りをする肉径は今回は既にカチンコチンで、目にしただけで彼女はうっとりと表情を崩していた。
頬擦りをして感じる硬度がたまらないのか、夕貴は堪能するように頬肉で撫で回した後、万を辞してくわえ込む。
口内を満たす膨張が心地好く、圧迫感が気持ちいい。
唇を、舌を、喘ぎを駆使する度に大きく跳ねる陰茎が嬉しくて、慰める指に次々と蜜を絡め付けてしまう。
しかし興奮しているのは夕貴だけではなかった。
「両手、上げて」
言われ、夕貴は首振りを緩めながら名残惜しくもショーツから手を出す。
一旦剛棒を解放させ、鈴口をチロチロ舐めながら彼の顔色を窺い、両手を頭の横辺りまで上げた。
その両手首を悠の右手が一纏めにし、更に上へ引き上げる。
「あぅぅッ……んうッ……」
夕貴の瞳は完全に蕩け、何かを強請るように悠の目を見つめる。
「膝を立てろ。しっかり股を開くんだぞ」
「はぃぃ……」
言われた通りに突き出していた尻を下を向ける。
そして前へ陰部を突き出すように膝頭が距離を取った。
「んふぅぅッ……んくッ! んんッ!」
口内に圧迫が戻ってくると同時に、陰唇に何かが押し付けられた。
すっかりいやらしい顔の夕貴は思い切り首を振りながら、悠の靴にも敏感な部分を擦り付ける。
腰を、肩を、髪をビクビク弾ませ、両手首に感じる強い戒めに牝汁を溢れさせ、悠の靴で自らを刺激し、込み上げる吐息と一緒に砲身をしゃぶりたてていく。
苦悶に歪める瞳で悠を見上げ、その奥にある被虐的快感に悦ぶ自身を見せ付けていた。
それは悠が携帯を取り出しても止めることはなく、飼い主様に従順に従う事で発情している牝犬の眼差しを差し上げ続けていた。
「はい、もしもし?」
着信に出た悠は、相変わらず夕貴の右手を掴みながら右足の靴で恥部をなぶっている。
「え、今日ですか? はい……」
受け答えを聞く限り相手はカノトモではないらしい……夕貴は悟りつつ、奉仕を止めようとはしない。
止めろと言われていないからだ。
「はい、はい……」
悠の腰が動き始める。
夕貴は首に拍車を掛け、同じく舌も激しく使う。
「んッんふッ、んッく……んッ! んッ! んふうぅぅッ!」
首振りの反動で腰が動き、同じ激しさで淫芽が擦れてしまう。
「いえいえ、英語は得意な方なんで僕も助かります」
携帯電話をあてながら小窓の外を見ている悠へ、夕貴は変わらぬ上目を遣い続けていた。
亀頭が膨らみ、彼女もその瞬間を心待ちにして舌を絡ませる。
「んぐううううんッ! ッく! んんぅッ! んくッ! んッく……んふッぐッ! んッく……んッ……」
悠の足が股間から離れ、代わりに白濁が喉奥へ飛び込んでくる。
夕貴はただ従順に受け止め、顔を上気させながら喉を鳴らす。
何かを耐えるように腰を引き、くねくねと踊らせながら……。
「はい、一時間後くらいには……」
未だ電話の応答を繰り返している悠を見上げたまま、夕貴は名残を惜しむような残滓処理を静かに始めていた。
夕貴が玄関のドアを開けると、待ちかまえていたかのようにカノトモ勢が集まってきた。
「おかえり、ゆーちゃんっ。ゆっくんは?」
「た、ただいま……ゆっくんはカテキョのバイトで教材を取りに行くって……」
「そうなんだ」
異様な空気に夕貴はただならないものを感じていた。
いつもはリビングで帰宅のやりとりをするにも関わらず、何故か今日は玄関で迎えられている。
それが悠ならまだしも、悠が一緒でないと解った今でも何故かカノトモ勢は不気味な程ニコニコしているのだから。
「疲れたでしょ? 私の部屋でゆっくりしない?」
「だめだめっ。私の部屋の方が落ち着くよ?」
「私の部屋に丁度いいアロマがあるから行こ?」
「え? ……え?」
口々に部屋に来いと言う彼女たちに、夕貴は戦慄に似たものを背筋に走らせた。
「あ……取り敢えず、荷物……置いてくる……」
夕貴は逃げるように自室に駆け込み、ただならい空気の名残に冷や汗を流しそうにながらしっかりドアを閉めた。
そんな彼女の背後に、忍び寄る影……。
「おかえり」
「っ?!」
チリンと微かな音が聞こえた後、夕貴の体はがっしりと抱き留められていた。