続・花嫁サークル!! 15
太腿にもべったりと滴が垂れ、まどかは訊かずにはいられなかった。
「興味、ある……ッ……?」
流し目に後ろを窺うルナ。
顔が入り、まどかはルナのその姿を収めた。
「興味っていうか……あの細いのでも十分気持ちいいのに、と思って……」
あの細いの、とはアナルバイブの事である。
まどか専用のアナルバイブは手動で、数珠を思わせる形をしている。
「専用」に関しては後程説明する機会があるのでそちらに回すとしよう。
まどか専用のアナルバイブは色が赤く、ゴム樹脂でできているため弾力がある。
故に、尻穴に突っ込み、握りの部分を弾くだけで腸内を跳ね回るのだ。
それを知っていながらお強請りの腰振りをさせられた時など、まどかは背筋を弾ませて何度もアクメを迎えてしまう。
それなのに、そこへ剛直を突き立てるなど想像できない。
悠のイチモツを知っているだけに、痛そうとしか思えないのだった。
「まどか、ここは本来『出す』所……でしょ?」
まどかの瞳に痛いという感想がありありと出ている。
ルナが心中を覗くには十分すぎる視線だ。
「まどかは知らないの……ココの、本当のカイカンを……」
「本当の、カイカン……?」
ふふっと笑うルナに、まどかは否が応でも好奇心を煽られる。
「知りたい?」
まどかの頬にルナの指が滑っていく。
「明後日、見せてあげてもいいよ。ゆっくんには、私から言っといてあげる……」
明後日……それは、ルナが一人で悠の担当をする日だ。
「……いいの?」
「イイよ」
とっても、気持ちイイの……と耳元で囁いたルナは、まどかの背後で寸止めに悶絶している花音を見つめていた。
「花音。撮るよ?」
テーブルの上の花音の携帯を取ったルナは、椅子の上で膝立ちしている花音が腰を突き出して陰唇を広げて後ろを窺った瞬間を、うっとりした表情で撮った。
その頃、悠はと言うと……。
「そんなにして欲しいのか?」
大学の近くにある公園の公衆トイレにいた。
あまり人はいない公園たが、この時期には新入生勧誘という活動がある。
部活に勧誘するイベントとして花見を計画している団体も少なくはなく、場所取りと思われる人物があちこちに見受けられた。
「はッ、はいッ……」
耳元の囁きに夕貴の身体から更に力が抜けていく。
「お願いします、んッ……ご主人様……」
夕貴の手が彼の股間を撫で始める。
その時……。
「おぁ……」
携帯のバイブレーションが鳴った。
「純華かな?」
股間を撫で続ける夕貴の腰に腕を回しつつ、悠は空いている方の手で携帯を開く。
「あれ? 千秋?」
「千秋?」
その名に夕貴の手は止まった。
「なんだろ……は?」
メールを確認した彼はそんな驚嘆を洩らしていた。
実のところ、数分前……。
「有り得ない……」
千秋の部屋にまで及ぶ、微かな嬌声。
「マジ有り得ない……」
千秋は机に突っ伏した。
他の皆は、本当に寸止めオナニーとやらを始めたらしい。
「マジ……有り得ない……」
千秋はベッドに移り、焦りに似たくすぶりを抱いた。
「マジで……」
寝返りを打つと、微かに鈴の音が聞こえた。
何時も寝るときに握り締めてしまう首輪が目の前を占領している。
「………………ッ」
後はもう堕ちていくだけ。
首輪を首に巻き付けるだけでもうショーツはぐっしょりだ。
「ご主人様ッ……あぁッ、ご主人様ぁあッ……ああッ……」
服を脱ぎ捨てるなどあっという間。
飼い主様が求めない限り、性奴隷にそんなものは必要ないのだ。
「あああぁぁん……ご覧下さいぃぃッ。エロウサの発情マ○コッ、オチ○チ○様を求めてマン汁塗れのッ、千秋のご奉仕穴……あああッ!」
腰を左右に振るだけでなく、身体を前後に揺すって待ちきれない想いを存分に示す千秋。
彼女は上体を起こして膝立ちになると、強く乳頭を摘み上げた。
「んひぃぃぃぃッ! イイですッ! ご主人様ぁあん! 千秋の乳首はご主人様のものですうううッ! 心行くまでご堪能下さいッ! んくうううッ! 噛んでぇッ! エロ乳首ッ、ほじくり出して下さいぃぃ!」
言いながら、出来る限り腰を突き出して振り立てている。
「んんんぁぁあああッ! イクうッ! イクうううッ! 淫乱なエロウサ千秋は乳首でイってしまいますうううッ!」
ピンっと乳頭を弾き上げた千秋は上体を沈め、背後で手を組んだ。
「ああッ! ご主人様ッ、ご主人様ッ……イかせてくださいぃぃ……」
忙しなく腰を捩り、身悶える。
「お願いしますッ……ああッ! ひゃあああああッ!」
千秋はそのままの体勢で陰核を擦り、背筋で歪な弧を描く。
荒々しく押し潰して歓喜する身体を弾ませるも、直ぐに手を止めまた身悶える。
「あああぁぁッああッおゆるひくらはいぃいぃぃッ……んッ! んひぃぃぃッ!」
次は奉仕穴へ指を二本埋めていった。
「ひあああッ! 奥にッ! 奥にぃいッ!」
物凄い勢いで指を出し入れさせるも、子宮を押し上げるような圧迫は得られない。
「あああうぅぅぅぅッ! すみませんんんッ! 千秋の全てッご主人様のものですうううッ! ご主人様の好きなように使ってくださいいいッ、ひぃぃぃぃぃッ!」
もう片方の手を陰核へ寄せた千秋は、その刺激に上体を浮かせてしまった。
「あああああああッ! ごひゅひんはまぁああッ! イグうッ! イグうううんッ! ああッーーー! くうぅぅぅ……ッ!」
急いで手を背中に回し、絶頂感を耐え凌ぐ。
腰から上が勝手に弾むも、千秋はその衝動に従いながらただ快感を抑えることに全神経を注ぐ。
首元で鳴っている鈴が落ち着き始め、千秋は三回目の寸止めに成功した。
「ハァ……ハァ……」
息も整わぬうちに姿見の前へ移動した彼女は、脚を開き、片手で陰唇を押し広げ、悩ましげに眉を歪める顔諸共彼に報告を上げた。
結果、千秋の報告は一番乗りで悠の目に晒されたことになる。
「なんで……千秋?」