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悪魔の処女狩り
官能リレー小説 - ハーレム

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悪魔の処女狩り 4

そんなこと、人間にできるわけがない。
まさかこの女(いや男?)、物の怪、化生のたぐい?!
やっと状況を理解した頭が、最大音量で緊急警報を発令する。
しかしその警報はすぐに停止させられることになる。
女、改め物の怪がそのやわらかな身体を密着させ、再び俺の唇を奪ったからだ。
押し付けられる肌と唇、そして舌からまるで極楽にいるかのような幸福感が伝わってくる。
これでも俺は殿様、将軍である。
日ノ本を総べる人間として、もう嫌になるほど身体を鍛えさせられてきた。
だが。こんな暗殺は初めてだった。
毒や力ではなく、快楽による暗殺など。
何とも言えない幸福感と引き換えに、俺の身体からちゅるちゅると何かが吸い上げられていく。
唾液ではない。だけど失ってはならないと確信させる何かを。
すると物の怪の身体に変化が起きた。
細い腰はあばらを抜いたのかと思えるほどにくびれ。
もともと豊かな胸と尻はさらに膨れて大きくなった。
そして全身から甘いにおいが漂ってきた瞬間、全身がゾクリと粟立った。
男か女かわからなかった中性的な美貌の物の怪が、突然圧倒的なまでの『女』を主張し始めたのだ。
いや、それは女などと言う甘いものではない。
メス。古来よりより強い子を産むために自らの肉体を武器に強いオスを食らう妖艶な存在。
その存在が目の前に現れた。
あっけにとられる俺を前に、唇を離した物の怪が艶然と微笑む。

「うふふふ・・・♪いかがでございますか、お殿様?
 せっかくでしたので、多めに精気をもらって女らしいカラダにしてみました。
 今すぐにでも私をむさぼりたくございませんか?」

その通り。今の俺には物の怪はもう俺の敵ではない。
むさぼり食らい、俺の胤を注ぎ込むための肉袋にしか見えなかった。
だが。俺は将軍だ。日ノ本の男子(おのこ)だ。
物の怪に惑わされ、そう簡単に堕ちるなど、断じてあってはならないこと。
俺は血がにじむほど強く歯をかみしめて湧き上がる性欲を抑えた。
それがわかったのだろう。物の怪はちょっとだけ意外そうな顔をすると、また微笑んで俺に抱き着いた。

(うおぉあッ!?す、すごっ・・・!?な、なんて抱き心地・・・!や、やめッ・・・!?)
「さすが上様。普通なら我を忘れてしまうのに、何という精神力。
 これならばたとえ私どもを抱いても死ぬこともないでしょう。
 一縷の望みにすがり、ここまでやってきたかいがありました。
 あなた様ならば、私たちヒトならぬ一族を救っていただけることでしょう」
「すく・・・う?おまえ・・・いったい・・・なに、を・・・!?」

耳元でささやかれるとろけるような甘い声に耐えながら、訊ねると。
物の怪は何も答えずに俺から離れ。股を開いてしとどに濡れる女陰を見せた。

「その質問に答えるためには、今一つ上様のお力を見せていただかねばなりません。
 さあ、どうぞそのいきり立った魔羅を私のココに突き立ててくださいませ。
 抑えている獣性全てを解き放ち、私を孕ませてくださいませ。
 それがかなうなら、上様の望み全てをかなえましょう」

それはまさしく、悪魔の誘惑だった。
すでに限界ギリギリだった俺の理性はその一言で限界を迎え。
1匹のオスとなって目の前の物の怪に襲い掛かった。
彼女は何の抵抗すら見せず、嬉々としてそれを受け入れる。
物の怪が求めてやまない、悲願のために。


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