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淫蕩王伝
官能リレー小説 - ハーレム

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淫蕩王伝 82

ぶびゅっ!ぶびゅっ!ぶびゅっ!ぶびゅ・・・・・・っ!!!
リュウジュの強烈な射精に、雌トロルは絶頂して気絶してしまった。

「ああ、気持ちよかったー。」

これが、人間の男が雌トロルを史上初めて犯した瞬間だった。

射精してますます硬く勃起した巨根を引き抜き、次の雌トロルを犯す。

パン!パン!パン!パン・・・・
「オォ!オォウ!オォ〜ッ!!」


周りで見ていたルナマリア達やライア、アナシア、それにヴァレリアもこの光景には息をのんでいた。
村での戦いの前にもヤりまくっていたのに、今も恐ろしい精力で10体以上もの雌トロルを次々に犯しては子種を仕込んでいるのだ。
すでに辺りにはリュウジュの精液特有の香りが漂っていた。
ライアやアナシアにいたっては我慢できずに自分の秘所をいじりだしていた。

そして、雌トロルをも犯すその絶倫ぶりを見て、ヴァレリアはある実感を抱いていた。

(こんな真似が出来る人間はフィルガイア広しと言えども一人しかいない。五百年前に魔王を封印した勇者・・・異界の光だ!このリュウジュという少年こそ予言されていた異界の光の再来に違いない!)
やがてリュウジュも満足し、そろそろ雌トロル達を解放しようとした時、それは現れた。

「こ・・・これは一体?!」
「人間の男と雌トロルが・・・?!」

それは雌トロル達を追い払って村の周囲を警戒していた農夫達だった。
ところが、それを見たミーア、ルナマリア、アメリアの表情が突如として変わった。
3人の視線は村人達と一緒にいた傭兵風の男に注がれていた。
「あ・・・あいつは・・・!!」
「ベクセル?!!」
「ここであったが百年目。私たちを裏切った罪・・・死んで償ってもらうわ!!」

激しい憎悪を燃やす3人にベクセルと呼ばれた男は慌てて逃げ出した。
「ごめんねリュウジュ!いきなりで悪いけど、私達はここでお別れよ」
そう言って、3人は男を追って去っていった・・・。

その後、リュウジュは雌トロル達を解放すると「どこへでも行け」と告げた。
一度でも自分と交わった女を殺すのが、リュウジュはどうにも苦手なのだ。
雌トロル達は、恐縮したように去っていった。

そして雌トロルたちは全員がリュウジュの子を宿しており、人間並みの知性と、トロルよりはやや弱いが怪力を持つ「シルバートロル」という新種を産むことになる。


「リュウジュ!」
いきなり名を呼ばれてリュウジュが振り向くと、真剣な表情のヴァレリアの姿があった。
「どうしたの?ヴァレリアさん」
「私をあなた達の仲間に加えて欲しい。あなたはこの世界に変革をもたらす者だと私は確信した。私はあなたの側でそれを見届けたいのだ。」
「な・・・なんか良く分からないけど、仲間になるって言うんなら歓迎するよ!これからよろしくね。」
リュウジュがすっと右手を差し出すと、ヴァレリアはその手を暖かく握り、リュウジュも暖かく握り返した。

こうして、新たな仲間を得てリュウジュたちは聖都への旅路は続くのだった。


旅を続けるリュウジュ、ライア、アナシア、サラ、ミーシャ、ヴァレリアの六人。やがて、一行の行く先に柵と門が見えて来た。番兵の姿も見える。
「何だろアレ…国境線?」
「おかしいですね…国同士を結ぶ“街道”は各国共同で管理・整備される物で、街道を封鎖したり街道上に関所や柵を建造して流通を妨げる事はフィルガイア大陸協定で禁じられているはずですが…」
リュウジュの疑問にアナシアが首を傾げながら言った。ライアも言う。
「ここは確かヴィルネ大公国だね。もともと閉鎖的な国で、君主である大公がかなり好き勝手にやってたんだけど、こりゃあ立派な大陸協定違反だわ…」
「ねえ、さっきから言ってる“大陸協定”って何なの?」
「それは私も知りたいな。何せ人間界の事は良く分からん…」
リュウジュの疑問にサラも同調し、ミーシャがこれに答えた。
「フィルガイア大陸の国同士で決めた取り決めみたいなものよ。今から何百年も昔に作られた決まりだけどね…確か何かがきっかけで…」
「五百年前…異界の光によって魔王が封印され、世界が救われた直後です。魔族の侵略の脅威が去った後、世界の復興を目的として各国が協力し合う事を唱った素晴らしい条文です。もっとも今では当初の理念も失われ、ほとんど形骸化してしまっていますが…」
アナシアが残念そうに補足した。博識でフィルガイアの歴史に詳しい彼女は、この大陸協定の内容も全文暗記していた。

「そこの馬車、止まれぇー!!」
リュウジュ達の馬車は兵士達によって止められた。
「お前達を取り調べる!もちろん馬車の荷物も改めさせてもらうぞ」
「何だい!?私達はただの旅人だよ!」

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