淫蕩王伝 81
「ライアさん!手伝って」
もちろんリュウジュ一人ではトロルの巨体を持ち上げられないため、まだ下にいたライアに協力を求めた。
「…へ!?あ…ああ!」
いきなり呼ばれたライアは思わずOKしてしまう。
「おい、そこのダークエルフ」
一方、御者席に座ったサラは立ち去ろうとしていたヴァレリアを呼び止めて言った。
「何だ、エルフ?」
「あと一人くらいなら乗れるが、安全な所まで乗せてやろうか?同族(?)のよしみだ」
「いや、遠慮しておこう…狭そうだ…」
ヴァレリアが再び踵を返して去ろうとした時だった。
「乗っていきなよ!せっかく知り合えたんだし、これも何かの縁だよ」
一番小柄な雌トロルをライアと共に馬車に押し上げながらリュウジュが言った。
「いや、私は…」
「いいから、いいから♪」
気絶していたトロルをムリヤリ馬車に積み込み、その後にライアとリュウジュが乗り込む。そしてリュウジュはヴァレリアに手を差し伸べた。
「フッ…人の好意は素直に受け取っておけ」
「…分かった、頼む」
サラが口元を緩ませながらそう言うと、ついに決意したのかヴァレリアはリュウジュの手を取った。
「ハァ…!!」
「ヒヒィ〜〜ン!!」
ヴァレリアの足が地面から離れた瞬間、サラが馬に鞭を入れ、馬車が走り出した。
「待てぇ〜〜!!魔王の手先〜〜!!」
「逃がさねえぞぉ〜!!」
ついに村人達が追い付いて来た。明らかに定員オーバーの馬車はスピードが出せない。
「魔法鎖解除(リベレーション)…」
ルナマリアがそう呟くと地面に倒れ伏した雌トロル達を縛っていた魔法の鎖が消滅した。
「ウオォ〜〜!!」
たちまち暴れ出す雌トロル達。
「うわぁ〜!?」
「ひいぃ〜!!」
村人達はその対応でリュウジュ達の馬車を追う所ではなくなってしまった。
「い…良いのかな…」
「大丈夫だと思うわよ?雄ならともかく雌トロルなら普通の農民でも追い払えるはずだわ」
少し心配そうなリュウジュにルナマリアは笑って答えた。
「神々よ…お許しください」
アナシアは手を合わせて祈っている。
一人の人間の少年、六人の人間の美女、二人のエルフの美女、そして一匹の雌トロル(未だ気絶中)、計十人を乗せた馬車はノロノロと走って行った…。
それから暫く馬車を走らせた頃、とつぜん遠くからドドド・・・という地響きが聞こえ出した。
その距離はだんだん詰まってくる。
その正体は雌トロル達だった。どうやら村人に追われたらしい。
「やった!馬車を止めて!今度こそだ!」
欣喜雀躍、リュウジュが叫ぶ。
定員オーバーの馬車に、村を追われた雌トロル達が近づいてきて、女たちは「やれやれ・・・」という顔で戦闘準備を始めた。
「オオォー!」
「ウアアァー!」
結論から言うと、雌トロル達はあっさりとリュウジュ達に捕まってしまった。
こうなるとリュウジュの独壇場である。
前垂れを完全に押し上げていた巨根をリュウジュがいそいそと取り出すと、雌トロル達は自分たちの運命を知り、秘所を濡らした。
リュウジュは手近にいた大柄な雌トロルを四つん這いにさせ、その背後にまわると、見事にそそり立った巨根を濡れそぼる秘所に突き刺した!
ずにゅずにゅっ!
「ウオオォ〜〜!!?」
貫かれた快感に、雌トロルが雄叫びを上げる。
パン!パン!パン・・・・・
「ア!アオォ〜!!アウゥ〜!!」
「いいよっ!よく締まるっ!」
リュウジュの巨根が出入りするたびに、ブチュブチュと淫らな音がして、肉と肉がぶつかる音と共にエッチな音楽を奏でた。
雌トロルのムチムチの巨尻を掴み、トロルに負けない巨根だからこそできる強さで、リュウジュは相手の子宮口まで突いていた。
「アハァ〜!オォァ〜!アァ〜!!」
雌トロルの顔は完全に快感に酔っていた。
「じゃ、僕もそろそろ・・・・うっ!」
「アオオォォ〜〜〜ンッ!!!」