淫蕩王伝 72
「それではライアさんとサラさんを呼んで来ますね」
そう言うとアナシアは下着と法衣を身に着ける。
「うん」
リュウジュは部屋を出て行くアナシアの後ろ姿を見送った。
(聖都に着いたらアナシアさんと…)
プリンプリンと揺れるアナシアの尻を眺め、彼女とエッチする時の事を想像する…。
「よぉ、リュウジュ。ちゃんとアナシアと話し合ったか?」
やがてアナシアに連れられ、ライアとサラが戻って来た。
「どうやら、その様子だと丸く収まったようだな」
リュウジュとアナシアの仲のいい姿を見て、サラもホッとする。
「よし!じゃあこれから温泉へ行くぞ」
「温泉ですか、疲れた体に良いですね」
待ちくたびれてたライアは温泉風呂へ行くぞと言ってくる。
そして、今日は色々あったアナシアも思わず笑顔になる。
「ああ、この宿には混浴風呂があるらしいぜ」
「混浴風呂か、みんな一緒に入れるね」
「ふむ、楽しそうだな」
混浴風呂があるとライアがいうとリュウジュは喜ぶ。
サラは混浴風呂で色々と楽しもうとしているらしい。
「もう、皆さんったらっ〜」
混浴風呂に決めたライアとそれに喜ぶリュウジュとサラをみて呆れるアナシアだったが、
表情は何処となく微笑んでいた。
そして一行は脱衣場にやって来た。
「これは…棚の中にカゴが並んでいるが…」
「ここはお風呂に入る前に服を脱ぐお部屋です。そのカゴに脱いだ服を入れるんですよ。お風呂はこの奥です」
アナシアは不慣れなサラに丁寧に説明してやる。
スルスルと服を脱いでいく少年と三人の女。ライア、アナシア、サラ…三人とも見事な肉体を惜しげもなく晒していく。
(うわあ…三人並ぶと凄いなぁ…)
六つの爆乳が並んでタプタプ揺れる様は正に絶景だ。リュウジュは勃起した。
「お!リュウジュ〜、さっそく発情しちまったのかい?」
ライアがリュウジュのペ○スを見て嬉しそうに言った。
「これは風呂の中で“ハメ”だな…」
ポツリつぶやくサラ。
「もう!リュウジュさんったら本当にエッチなんですから…」
そう言うアナシアも嫌そうな口調ではなかった。
「アハハ…め…面目無い…」
リュウジュはバツが悪そうにタオルで股間を隠して苦笑いした。そして一行は風呂へと向かった。
「ありゃ!?私達の他にも結構お客がいるみたいだねぇ〜」
露天風呂には既に数人が入っていた。その全員が若い女である。
「う…うん…」
リュウジュは嬉しいような残念なような、ちょっと複雑な気持ちだ。若い女性と混浴は良いが、他の客がいてはエッチ出来ない。
「ま、私は人前だろうが何だろうが全然OKだけどね…リュウジュ?」
リュウジュのペ○スをさり気なく弄りながら小声で言うライア。
「ラ…ライアさん…さすがにマズいよ…」
「私はむしろ人前の方が燃えるな…」
サラはさり気なく大胆発言をした。
「だ…ダメだわこの人達…早く何とかしないと…」
アナシアは頭が痛そうに目頭を押さえた。