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淫蕩王伝
官能リレー小説 - ハーレム

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淫蕩王伝 50


森の中を進む三人。
まずライア、次にアナシア、そして最後にリュウジュが並んで歩いて行く。
リュウジュはアナシアが迷わないように見ている役目である。
一番後ろを歩いていると、どうしても視線は前二人のムッチリとした尻に行ってしまう。
二つの大きな尻はプリプリと揺れ動き、まるで誘っているように見えた。
(うぅ…勃ってきちゃったよぉ…)
リュウジュは歩きながら股間のモノが固くなっていくのを感じた。
アナシアは前の街で還俗した先輩神官の法衣を予備に持っていたので今はそれを着ているのだが、これは彼女には少しキツいようで体の形がハッキリ表れている。特に胸と尻がピチピチだ。
ライアもライアで、彼女の着ているビキニ鎧は後ろから見ると裸同然である。
こんな光景を目の前にすれば、男ならリュウジュならずとも欲情してしまうだろう。

それから小一時間ほど経った頃だろうか。
「ふぅ…二人とも、そろそろ休憩にするかい?」
「うん」
「そうですね」
ライアの提案で三人は大きな木の下に腰掛け、手荷物の中から保存食を取り出して食べた。
「ムシャムシャ…うん!美味い」
「ライアさん、ライアさん…」
リュウジュはアナシアに聞こえないように小声で、隣で干し肉にかじりついているライアに話しかけた。
「何だいリュウジュ?」
「実は僕、さっきからしたくてたまらないんだ。食べ終わったら草むらでしようよ」
ライアは一瞬、ポカーンと口を開けたまま黙ってしまったが、すぐに色っぽい目つきになってリュウジュの股間のモノを見ながら声を潜めて言った。
「ウフフ…リュウジュったら、こんな真っ昼間から誘って来るなんて…良いよ、させてあげる。問題はあのムッツリスケベ尼をどうやってごまかすかだね…」
ライアは、のんびりと乾パンを食べながら森の綺麗な空気を堪能しているアナシアの方をチラッと見た。
「アナシアさんには悪いけど、またトイレに行くっていう口実で離れさせてもらおうよ」
「そうだね…おい!」
「どうしましたか?」
声を掛けられ、ライアの方に向き直って尋ねるアナシア。
「私とリュウジュはちょっと用足して来るから、アンタはここで待ってな。絶対一人で動くんじゃないよ?」
「お二人ご一緒にですか?」
アナシアは怪訝そうな表情で尋ねる。
「そうだよ。何か文句あるかい?」
「い…いえ、早く戻って来て下さいね」
「もちろん!ササッと済ましてすぐ帰るよ♪」

リュウジュとライアはアナシアの元を離れ、少し行った所に愛を交えるにはちょうど良さそうな窪地を見つけた。
ライアはさっそくその窪地の中に体を横たえると脚を開き、鎧をずらして胸と股を露出させてリュウジュを誘った。
「さぁ、来てぇ〜?リュウジュぅ〜」
「う〜ん…」
ところが、いつもなら脇目も振らずに飛び付くはずのリュウジュが、今日は来ない。
彼はさっきから何か考えているようだ。
「何だよ…あの尼の事かい?」
「うん。今日は妙に素直に送り出してくれたなぁ〜って思ってさ…」
「そんな事どうでも良いだろ!?それより早く犯してよぉ〜!!リュウジュぅ〜!!!」
だがリュウジュはアナシアの事を思うと素直な気持ちでライアを抱けなかった。
自分とヨランダの情交を覗き見して自らを慰めていたアナシア。
セックスを『淫らな行為』と呼んで嫌っていた彼女が、あんな事をするなんて…。
というか、もしかすると今も隠れて見ているのではないだろうか?
リュウジュがそんな事を考えていたその時だった。

「キャアァ――ッ!!!!助けてぇ!!!」
「グロロロオォ…ッ!!!!」

幼い少女のような悲鳴と凶悪な怪物の雄叫び。二人はハッキリと聞いた。
「!?…ライアさん!!!」
「…ああ!!近いよ…!!!」
ライアは素早く鎧を直して立ち上がった。
その直後、近くの茂みがガサガサと音を立て、何かが二人の目の前に飛び出して来た。
「リュウジュさん!ライアさん!聞きましたか!!?今の声を!!!」
それは木の葉まみれのアナシアだった。
「アンタ…動くなって言ったのに何でこんな所に居るんだい?まさか私達をつけて…!?」
「え!?あぁ…あの…私もちょっとおトイレでして…!!」
「まぁまぁ…呼びに行く手間が省けたじゃない。それより早く行こう!こっちだよ!!」
三人は声のした方へと走った。

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