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淫蕩王伝
官能リレー小説 - ハーレム

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淫蕩王伝 46

「よ〜し、そうと分かればさっそくアナシアさんを助けに行こう!その砦に案内してください!」
「待ちなリュウジュ!相手は砦に立てこもってるんだ。ただ攻めるだけじゃ返り討ちだよ」
「そんな…じゃあどうすれば…」
「あの、私に良い考えが…!!」
そう言ったのはヨランダだった。

その頃、盗賊達は砦に戻って来ていた。
「どうしやしょうお頭!?あのバカ強い二人と村のヤツら、必ず復讐に来るはずですぜ」
「心配いらねえよ!」
ゲズマは言った。
「この砦は古いがなかなか堅牢だ。中に居る限り連中も手出しは出来ねえ。それにいざとなりゃあ俺達には人質がいるんだ」
ニヤリと笑うゲズマの視線の先には両手を後ろ手に縛られたアナシアがいた。
「あ…あなた方!!こんな非道な事は止めて今すぐに悔い改めなさい!そうすれば偉大な神々はお許し下さいます!!」
「ケッ…この尼、この期に及んで説教たれてやがる」
「どうします?お頭」
「自分の立場を教えてやらねえとなぁ…服を全部脱がしちまえ」
「へい!」
「ケケケ…観念しな、尼さん」
子分達はアナシアの法衣に手をかけるとビリビリと引き裂き始めた。
「キャアァー――ッ!!!?や…止めてください!!!イヤァ〜!!!リュウジュさぁん助けてぇ〜っ!!!!」
リュウジュの名を呼びながら泣き叫ぶアナシア。だが抵抗も虚しく、たちまちのうちに裸に剥かれてしまった。
「おお!!」
「すげぇ乳!」
「尻もでっけぇ!!」
盗賊達から歓声が上がる。
恥辱だった。彼女は生まれて初めて男性の前で裸身を晒したのだ。
後ろ手に縛られているので乳房も股間も隠す事が出来ない。
「うっ…ううっ…」
アナシアは恥ずかしさと恐怖とですすり泣き始めた。
「へへへ…お楽しみはこれからよ。優しくしてやるからなぁ〜?」
盗賊の一人がニヤニヤ笑いながらズボンのベルトを外し、肉棒を取り出してアナシアに迫った。
ところが…
「何してやがるテメェ!!?」
ゴキッ!!!!
「ぬうおぉぉっ!!!?お…お頭ぁ…何でぇ…!?」
ゲズマは何を思ったか、子分の股間を思いっきり蹴り上げた。悶絶してのた打ち回る子分。
ゲズマは言った。
「誰が犯して良いと言った!?コイツを犯るのはあの憎ったらしい女と小僧を捕まえてからだ!!ヤツラの目の前でコイツの処女を散らしてやる!!!」
皮肉な事に、ゲズマのライアとリュウジュへの恨みが結果的にアナシアの貞操を守る事となったのであった。

その頃、村では…
「やられたね…ライアさん」
「チクショ〜ッ!!!あのゲスオがぁ〜!!!!」
なんとリュウジュ達の乗って来た馬車が盗賊達の手によって燃やされてしまっていたのである。
幸い、金と必要最低限の荷物だけはヨランダとエレンの家の方に持って来ていたので無事だったのだが…。
「どうしよう…?ヨランダさんの立てた作戦には馬車が必要だったんだけど…」
村にある馬車は全部破壊されてしまっていた。
「ねえ、これじゃあ駄目かしら!?」
リュウジュとライアが声のした方を振り向くと、エレンとヨランダが大八車のような手引きの荷車を引いて来た。
「うん…少し小さいけど良いかも知れない!」
ライアは頷き、大声で村人達に言った。
「よ〜し、じゃあ作戦通り行くよ!!」
「「「オォーッ!!!!」」」

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