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淫蕩王伝
官能リレー小説 - ハーレム

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淫蕩王伝 44

ライアが有名な戦士と判り、盗賊達の間に動揺が広がった。
「こんな時にお頭はどこに行っちまったんだよぉ!!!?」
「逃げちまったんじゃねえのか?」
「おい!!!!誰が逃げたってぇ!!?誰が…!!!」
「お…お頭ぁ…!!」
「お頭だぁ!」
手下達が逃げ出そうとした直前、頭が戻って来た。
「久しぶりだな、テメェら。どうだい?俺様の愛刀“種大”の切れ味はよぉ?」
頭はリュウジュとライアに向かって大声で言った。
「お…お前は、あの時の…!!!」
「え…誰?」
しかし、ライアは素で忘れていた。
「こ…このクサレ女ぁ!!!!俺様だよ!!!テメェを襲おうとしてそこの小僧っ子に刀奪われて返り討ちにされたゲズマ様じゃボケェ!!!!」
事実とはいえ何もそんな自己紹介をしなくても良いのに…とリュウジュは思った。
「あぁ!あの時の…!!いやぁ、こんな生活してるとゴロツキ共に絡まれるなんざ日常茶飯事だからさぁ…いちいち覚えてられないんだよね〜」
「こ…こここ…この女ぁ〜!!!!テメェだけは絶対に許さねえ!!!手足斬り落として目ぇ潰して舌抜いた上で犯しまくって孕ませてやる!!!!俺様のガキを産むためだけに生きる孕み器にしてやるから覚悟しろゴルァ!!!?」
「あいにくだが私のマ○コは既にコイツの予約済みだ」
ライアは隣のリュウジュの頭にポンと手を置いて言った。
「ならテメェら二人まとめてぶった斬ってやらぁ!!!!」
ゲズマは腰の剣を抜いてライアとリュウジュに斬りかかろうとした。
慌てた子分達がゲズマを取り押さえる。
「お…お頭ぁ!!!!熱くなっちゃだめです〜!!!」
「そうでさぁ!!せっかくの人質が無駄になっちまいやすぜ!!?」
「ひ…人質だって…!!?」
それを聞いたリュウジュとライアの表情が変わった。
「おっとっと…いけねぇいけねぇ……その通りさ。お前らがちょっとでもおかしな真似したら、この尼さんの処女と命の保証は無ぇぜ…?」
ゲズマがそう言うと、子分の一人が両手を後ろ手に縛られたアナシアを連行して来た。
「ア…アナシアさん!!?」
「うぅ…ごめんなさい、リュウジュさん。捕まってしまいました…」
「へへへ…そういう事だ。ピクリとでも動いてみろ。こいつの喉を切り裂いちまうぜ?」
ゲズマはナイフを手に取ってアナシアの首に当てて少し引いた。
少量の赤い血が純白の法衣の上に落ちた。

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