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淫蕩王伝
官能リレー小説 - ハーレム

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淫蕩王伝 5

リュウジュはキッと目の前の触手モンスターを見据えると、刀の柄を握りしめ、思いきり斬りつけた。
「喰らえぇー―――っ!!!!」
するとどうだろうか。
リュウジュの描いた斬光が衝撃波となって触手の本体を直撃したのだ。
ズバアァァー――――ッ!!!!
「グギュウゥ〜〜〜ッ!!!?」
刀から放たれた斬光は触手を真っ二つに切り裂いた。
これだったのだ。
昨日もこの謎の能力が発動して男共に勝てた。
もっとも、昨日は相手が死なない程度に抑えられたものだったが…。
もちろん元の世界にいた頃の彼にはこんな力は無かった。
この世界に来てから…あるいは来る段階で備わったようだ。

リュウジュは慌ててライアに駆け寄った。
「大丈夫!?ライアさん」
「はぁ…はぁ…わ…私は大丈夫だよ。それよりそっちの娘を…」
「うん!」
ライアの無事を確かめたリュウジュは倒れたままの娘に駆け寄り頬をピシャピシャと叩いて呼びかけた。
「もしもし!!大丈夫ですか!?」
「う…う〜ん…あなたは?」
娘は目覚めた。
「あなたを助けに来た者です」
「…あ!そうだわ。私、触手に捕まってたんでしたよね。どうもありがとうございました」
娘は自分が裸である事に気付くと急に顔を赤らめ、両手で乳房を隠しながらリュウジュに礼を言った。
「それより他にも浚われた女達が居るはずだ。そいつらは何処なんだい?」
ライアが地面に座りこんだまま娘に尋ねた。
「そうだわ!みんなはこっちです」
娘はリュウジュの手を取り、女達の居場所に連れて行こうとした。
「うん!ライアさん、行こう!」
「す…済まないリュウジュ。立てないんだ。先に行ってくれないか」
「立てないって…ライアさん一体どうしちゃったの?」
良く見るとライアの全身から上気したように湯気が立ち上り、フーッフーッと興奮した獣のように鼻で息をしている。
娘が説明した。
「触手の粘液のせいです。あれを体に塗られると極度の興奮状態に陥ります。私達はもう慣れましたが初めての人は…」
「そ…そういう事だ…」
ライアは平静を装っているが、実は感じすぎてしまい腰に力が入らないのだ。
「わかった!必ず戻るからね」
リュウジュと娘はライアを残して女達の救出に向かった。

街道から少し森に入った所に女達はいた。
鬱蒼と茂る木々の中にポツンと開けた場所があり、そこに10人前後の裸の女達が無造作に横たわっていた。
「皆さ〜ん!!助けに来ましたよ〜!」
「…え?」
女達はリュウジュを見て一瞬キョトンという顔をしたが、次の瞬間、目を輝かせてリュウジュの元に駆け寄って来た。
「本当だわ!助けに来てくれたのね」
「嬉しい〜!!しかもこんな可愛い坊やが来てくれるなんて〜!」
女達は大喜びでリュウジュの体に抱きついたり、股間を弄ったりしだした。

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