PiPi's World 投稿小説

淫蕩王伝
官能リレー小説 - ハーレム

の最初へ
 2
 4
の最後へ

淫蕩王伝 4

本当は素っ裸でも良いんだけど、それだとギルドに出入りさせてもらえないからね〜」
「はぁ…」
リュウジュは呆れた。奔放というのか天真爛漫というのか…この女性には羞恥心というものが無いのだろうか。

それから二人はギルドに行き、ちょっとした仕事を得た。
ここと隣町との間の街道に出没するモンスターを退治するというものだ。
正体は不明だが若い女ばかりが襲われ、浚われているらしい。

「この辺だね。例のモンスターが出るってのは…」
「ライアさん、気を付けて。もしモンスターが居るとしたら狙われるのはアナタだ」
二人は警戒しながら隣町との街道を進んでいた。
道の両側には木々が深く生い茂り、何が出てもおかしくない雰囲気だ。
…ア…アァ…
「ん?リュウジュ、今何か聞こえなかったかい!?」
「聞こえましたよ!若い女の声だ。誰か襲われてるのかも知れない。行こう、ライアさん!」
二人は声の方に向かって走って行った。

「いやぁ〜っ!!!助けてぇ〜っ!!!!」
「な…何だコイツは…!?」
「へぇ〜、久々に大物じゃないか」
リュウジュとライアが駆けつけると、一人の娘が巨大な触手に犯されていた。
娘は裸に剥かれ、性器と肛門に触手が挿入されている。
「くたばれ化け物ぉーっ!!!」
ライアは背中に背負っていた巨大な戦斧を振りかざして触手に斬りかかった。
しかし何とした事か、密かに足元に忍び寄っていた一本に足を取られて転倒してしまった。
「キャッ!!?」
「ライアさん!!!」
残った触手が一斉にライアに襲いかかった。
「あぁ〜っ!!!こ…こいつ!離しやがれぇ〜!!」
触手はライアの肉体にまとわりつき、ネバネバとした粘液を塗り付ける。
「ひいぃ〜っ!!!な…何か体が熱いよぉ〜!!私、変になっちゃう〜っ!!?」
見る間にライアの体から汗が吹き出し、目は虚ろになり、息は荒くなる。股からは滝のような淫汁がダクダクと流れ出て来た。
触手の粘液には女を発情させる作用があるのだ。
「ク…クソォ!!この化け物!ライアさんを離せぇー!!!」
リュウジュは腰のベルトに差していた刀(昨日、男から奪ったもの)を抜いた。
すると信じられない事が起きた。
何と、刀の刀身が光を放ち始めたのだ。
日の光を受けて輝いているのではない。
刀が自ら光を発しているのだ。
そしてその不思議な現象はリュウジュ自身の内から湧き上がる目に見えぬ謎の力によって引き起こされているという事が彼自身にもハッキリと分かった。
「…ハッ!」
その瞬間、彼は脳裏に昨日の記憶…男共を倒した時の記憶が鮮明に甦ってきた。
「そうだ…あの時も僕は…」

SNSでこの小説を紹介

ハーレムの他のリレー小説

こちらから小説を探す