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淫蕩王伝
官能リレー小説 - ハーレム

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淫蕩王伝 3


そして翌朝…
目覚めたリュウジュとライアはベッドの中で身を寄せ合いながら今後の事について話し合っていた。
「ライアさん、これからどうしますか?」
ちなみに二人が行動を共にするという事は既に暗黙の了解として決まっていた…。
「そうだなぁ〜、私は別に目的がある訳じゃないし…しばらくはこの国に滞在してギルドの仕事をこなしながら日銭を稼ぐか…」
「う〜ん、なんか地味だなぁ…」
リュウジュとしては、せっかく異世界に来たのだから、色々な国を見て回りたかった。
「なんだい。リュウジュはどこか行きたい所があるの?だいたいアンタは何の目的で旅してるんだい?」
「え、僕…?」
リュウジュは困った。
素直に自分は異世界から飛ばされて来たと言うべきだろうか。
恐らく信じてはもらえないだろう。
とりあえずここは適当に話を作っておく事にした。
「僕は…そう!見聞を広めて世の中の役に立つ人間になりたいと思い、旅に出たんです!」
「はぁ?そんな理由で旅に出るなんて珍しいねぇ…もしかしてアンタけっこう良いとこのお坊ちゃんなの?」
「いやあ、それほどのものでは…」
茶を濁すリュウジュ。
ライアが勝手に誤解してくれたようなので、ひとまずそういう事にしておこうと思ったのだ。

とりあえず遠出は一旦お預けにして、今後はライアの提案通り、ギルドの仕事をこなして資金を稼ぐ事にした。

ギルドとはこのフィルガイア世界の各都市にある冒険者の組合で、旅に必要な情報や仕事を提供してくれる互助会のようなものだ。
「職業安定所みたいな所だなぁ…」
「は?何か言ったかい」
「い…いや、何でもないよ」
リュウジュとライアはギルドに向かって街の通りを歩いていた。
どうでも良いが、さっきからどうも人目が気になる。
まあ、少女と見紛うばかりの美少年たるリュウジュと、誰もが振り返るような美女のライアがその魅力的な褐色の肉体を惜しげもなく日の下に晒して並んで歩いていれば無理も無い。

人目を引き付けるのは二人の服装も原因だった。
リュウジュは元居た世界の学校の制服。当然このフィルガイアにおける一般的な衣服とは大きく異なる。
一方ライアはというと、かろうじて秘部が隠せる程度の小さなビキニ・アーマー。
殆ど裸に近いスタイルで健康的な褐色の肌を惜しげもなく大衆の眼前にさらけ出している。
その豊乳は彼女が歩く度にユッサユッサと上下に、巨尻はプリプリと左右に揺れ動く。
こんな調子だから、さっきから道行く男共の好色な視線を集めてしまって仕方がない。
リュウジュは何となく面白くなかった。
「ライアさん。ちょっと思ったんですけどね、その服装少し大胆すぎやしませんか?戦闘の時も防御の役に立たないし…」
「はぁ?何言ってんだい。見たい奴にはいくらでも見せてやりゃ良いのさ。減るもんじゃないしね。服なんて戦闘の時には邪魔になるだけだよ。

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