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淫蕩王伝
官能リレー小説 - ハーレム

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淫蕩王伝 30


夜、アナシアはなかなか寝付けなかった。
(今頃ヨランダさんとエレンさんはリュウジュさんと淫らな行いをしているんでしょうか…?)
想像すると股間が熱くなり、濡れていくのが分かった。
(やだ!私ったら何を考えてるんですか!?今は二人の身を案じていたのであって、決して淫らな妄想を抱いていた訳では…!!!)
アナシアが心の中で必死に言い訳していると、扉が静かに開いて誰かが部屋に入って来た。
(だ…誰ですか!?まさか…泥棒!!?)
その人影はゆっくりとこちらに近付いて来る。
アナシアは寝たフリをしながら様子を伺っていた。
ところが、人影はライアのベッドの前で立ち止まると、何と布団を捲ってベッドの中に潜り込んだのである。
アナシアが首を傾げていると、布団の中から小さな声が聞こえてきた。
「ライアさん…約束通り来たよ…」
それはリュウジュの声だった。
(お二人ったら…!私が寝た頃を見計らって夜這いをかける約束をしてたんですね!?淫らです!!とても淫らです!!!)
しかし、そんな思いとは裏腹に、アナシアの両手は布団の中でもぞもぞと動き、寝間着の裾を捲り上げて股間を露出させていた。自慰の準備である。
ところが…
「ライアさん…ライアさんってば…お〜い…」
ライアの声がまるで聞こえない。変わって聞こえてきたのは…
「グゥ〜〜…ンン〜…リュウジュのチ○ポ良いよぉ〜…ムニャムニャ…」
イビキと寝言だった。どうやらリュウジュと交わる淫夢を見ているらしい。
「そんなぁ〜…呼んでおいてそれは無いよぉ〜…」
だが、期待外れなのはリュウジュだけではなかった。
(な…なんて事…)
拍子抜けしたアナシアは、捲り上げられた寝間着の裾と濡れそぼった秘所にあてがわれた両手に改めて気付いて思った。
(私ったら…一体いつからこんな淫らな女になってしまったの?自らを慰めるために他人の性交を期待するなんて…最低です。神々よ、お許し下さい!)
しかし、そんな改悛の念もリュウジュの次の一言で吹き飛んでしまった。
「仕方ない…ヨランダさん達の所に戻ろう…もしかしたらさせてくれるかも知れないしなぁ…エヘヘ」
(エェ〜!?リュウジュさん!ライアさんと出来なかったから代わりにヨランダさんとエレンさんとするなんて…淫らです!淫らすぎます!!)

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