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淫蕩王伝
官能リレー小説 - ハーレム

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淫蕩王伝 28

その日はそんな調子で一日が過ぎて行った。日も暮れかけた頃、前に座っていたライアが何かを見つけた。
「おっ!」
「どうしたの?ライアさん」
「村だよ。どうやら今夜は柔らかいベッドで寝られそうだね」

それは10戸ほどの小さな農村だった。とりあえず三人は一番近い家の戸を叩いた。
「は〜い、どなたですか?」
15になるかならないかぐらいの美しい娘が出迎えた。
「旅の者です。今夜の宿を探してるんですが…」
と言いながらも、リュウジュの視線は彼女の胸の豊かな膨らみに注がれていた。
歳はリュウジュと同じくらいだが、その胸はまるでスイカを二つ並べたようにたわわに実っていた。
娘はそんなリュウジュのいやらしい視線にも気付かず、無邪気に微笑んで言った。
「あら、だったら是非とも家に泊まって行って下さい。ちょうど空き部屋がありますから。今、母を呼びますね。お母さぁ〜ん!」
娘が呼ぶと奥の部屋からパタパタと駆けてくる足音がして母親が現れた。
(わぁ…っ!!)
リュウジュは思わず目を丸くした。母親は娘と同様に美しい女性だった。そしてその胸には娘を遥かに上回るサイズの双丘が誇らしげにタプンタプンと揺れていた。
(これはアナシアさんより大きいかも知れない…)
母親は言った。
「あらあら、久しぶりのお客様ね…こんな家でよければどうぞ泊まって行って下さいまし」
「あ…ありがとうございます」
「助かるよ〜」
「感謝します」
三人は礼を言い家に上がった。

母親はヨランダと名乗り、娘はエレンと名乗った。
父親は数年前に流行り病で亡くなったという。
ヨランダはアナシアと共に手料理を作り、皆に振る舞った。
一方、エレンは自分と同年代で冒険者のリュウジュに興味津々、リュウジュを質問責めにした。
「リュウジュはどこから来たの?何で冒険者になろうと思ったの?何か目的があるの?」
「あぁ…それは…その…」
それは一番困る質問である。助けを求めるようにライアを見たが、ニヤニヤ笑いながらこっちを眺めているだけ。

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