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淫蕩王伝
官能リレー小説 - ハーレム

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淫蕩王伝 17

(こうして話している限り、頭がおかしい訳でも無いようですし…不思議な子です)
「ハハハ!このリュウジュはちょっと変なヤツなんだよ」
アナシアが考え込んでいるとライアが手綱をさばきながら言った。
「でも可愛いし、今まで見た事も無いデカチ○ポの持ち主なんだ!」
「ちょ…ちょっと、ライアさ〜ん!」
話題が下の方に向かって行ったので慌てて止めるリュウジュ。
「あ…あなたは…!!」
アナシアは憤慨したようにライアに言った。
「分かりました!アナタ方が卑猥なのはライアさん、アナタが原因だったのですね!?どうしてリュウジュさんとお知り合いになったのかは存じ上げあせんが、アナタのような人と一緒に居るとリュウジュさんの教育に非常に悪影響です!」
実はリュウジュもかなりスケベなのだが、アナシアには彼が稀に見る純真無垢な少年に映った。
この美少年を淫乱女から守り、正しい道に戻してやらねばならないという強い思いが彼女の中に芽生えた。
母性愛の変形である。
「何だい、お前は本当のリュウジュを知らないんだよ!夜なんか凄いんだから…」
「まあまあライアさん!運転に集中して!それでアナシアさん、僕この世界の事についてもっと知りたいんですけど…」
ムキになったライアが色々しゃべり出しそうになったので、リュウジュは慌てて話題を変えた。
「そうですね。それではまず、この世界の成り立ちについて大まかにですがお話しましょう」
こうして馬車に揺られながらのアナシアの講義が始まった。
学制の無いこの世界で、神官は教典を通して幼い子供や文盲の人々に知識を伝えるという役目も担っているのだ。

「…遠い昔、尊い神々がこの世界をお造りになられました。大地、海、太陽、月など…この世界の大元となるものです。
これらを造り終えた神々は一組の男神と女神を地上に遣わしました。
二人は何も無い地上に降り立つと交合を行い、様々な生物を産み出していきました。
私達人間もその一つでした。
しかし、良いものばかりではありません。
中には魔族やモンスターなど、世界の秩序を乱すものも少なくありませんでした。
男神ガイアはこれらを残らず殺してしまおうと考えましたが、女神フィルは彼らを哀れみ、世界の果てにあるという地下世界に通じる巨大な穴に彼らを逃がしてしまいました。
これを知ったガイアは怒り、フィルを殺しました。
するとフィルの肉体から穀物や果実などの植物が産まれました。

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