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淫蕩王伝
官能リレー小説 - ハーレム

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淫蕩王伝 105

 むっとする紅音だが、前の愛の営みの時、彼女はアダルト雑誌の見よう見真似で彼のモノを咥えた時、その匂いとえずきに口をすこし閉じてしまった。
 紅音の口を汚した罰なのか、男には耐え難い痛みを感じた守はのた打ち回り、その日はエッチどころでは無かった。もちろん、痛みの引いた後は守が上になることに珍しく頷いた紅音に、三回ほど気持ちを高めた。
「それに、紅音の唇に俺の咥えさせたくないんだよ。わかるだろ? 可愛いこの唇は、俺とキスするためのもの……」
 そういって守は彼女の唇を吸う。
「あん……。いっつもそうやって……ずるいよ、守は……」
 愛する彼の言葉にまんざらでもない紅音は、唇で強く彼を感じるために目を閉じる。
「んちゅ、ちゅぷ、ちゅう……ちゅ……んふぅ……ちゅぅ……」
 ぴちゃぴちゃと音を立てながらキスを繰り返す二人。十分に幸せな時間。けれどそれだけで満足できるはずもないのは、二人が恋人として一線を越えたから。
 紅音は彼のトランクスにしまわれたままの勃起した陰茎を探り出す。トランクスに手をしのばせ、彼に可愛いと言わせたそれで、彼のいびつな部分を掴む。
「んっ……!」
 冷たい彼女の、しなやかな手が触れたとき、守は呻いた。そっと薄目を開けると、勝ち誇った様子の紅音が居て、自分の敏感ぶりを笑われた気がした。
「んちゅ、ちゅ……」
 キスで切り返し、彼女のスカートを捲る。剣道で鍛えた太腿は引き締まっているが、女の彼女はそれほど筋肉がつくわけでもない。触ると弾力を返し、しっとりと汗で湿らせてくる肌触りに、いつまでも弄っていたいと思わせた。
「んぅ……えっちぃ……んちゅ……ちゅ……ちゅ……」
 互いに股間周りを弄る。
 ショーツ越しに紅音の秘所を撫でると、彼女の手が緩くなる。
「あん! んっ……んぅ……ふぅん……」
 薄い陰毛は、濃いのを恥ずかしがる彼女が適度に切りそろえているため。彼女の我慢できない気持ちが滴らせる愛液でそれが滲み、彼の手にぬちゃっと触れる。
 クロッチを捲り、中指を走らせる。
「やん! や、ずるい……私にフェラさせないくせに……」
 可愛らしくもエロく怒る年下の愛する人に守は笑いを堪えてしまう。
 中指がぬちゅっと割れ目に埋まる。
「あん、守が入ってきた! やだ、あんまりかき回さないで……」

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