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魔法×ハーレム!!
官能リレー小説 - ハーレム

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魔法×ハーレム!! 2

だが、柳にも男の意地がある。
ましてや、裏を返せば男の方が立場は上なのだ。
「でもさぁ、こっちだって、タダで付き合うわけにはいかないんだよね」
「え!?」
「僕の生まれた世界じゃ、貴族とか関係ないしさ。ためしもしないでってのは……ねぇ?」
と、少し意地悪な事を言ってみると、彼女は顔を赤くしているのを見て
「ごめん。あなたがあんな事を言うものだからちょっと意地悪させてもらったよ。」
と、素直に謝る。すると彼女はキョトン、としたが今度は違う意味で顔を赤くしているので慌てて謝罪を試みる。
「ご、ごめん! でも、僕がさっき言った事は本当だし何より君の“初めて”を簡単にしちゃっても良いのかなって・・・。」
そう柳の元々の性格は紳士的で純粋なのだ。
「わ、分かれば良いのよ。ただ、わたしも異世界から着たばかりのあなたにいきなり過ぎたわね。また日を改めるわ」
そう言ってミレーヌは引き下がる。
顔を赤らめているところを見ると、意外に純情なのかもしれない。

数時間後、柳は校長室に来ていた。
「何の用です? 伝えたい事って?」
「いきなりで悪いんだけど、ハッキリとした方があなたの為だしね。」
と、堅い表情で言うティニム校長を見て彼は怪訝な顔になる。一体何を伝えるのか、と考えていると。
「あなたを、元の世界へと帰す方法が一つもないの・・・。」
そう言った瞬間、校長室の時間が止まった音を彼は確かに聞いたが・・・・
「それってどうゆう事なの!!?」
今の彼にはどうでもいいことだった。
「この世界に異世界の住人がやってくるのは、言ってしまうと事故のようなもの。私たちもその仕組みを理解しているわけじゃないわ。だから、私たちはあなたを返すための方法を知らないの」
その言葉に柳はへなへな崩れ落ちる。
「そうね、もし方法があるとするなら……あなた自身が高魔力を身につけ、自分で『門』と言えるものを開くしかないわ。……成功したものはいないけれど」

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