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僕と桃のハーレム計画
官能リレー小説 - ハーレム

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僕と桃のハーレム計画 190

まさに真面目な性格の彼女らしくて、僕の心はほわほわと解されてゆく。
(ていうかこんなの、みんな最高で一番なんて決められねえーっ)

「ふふ、せんぱいってば、まだ出場者はいるんですからねー?
 エントリーナンバー5番!
 満点の笑顔と愛嬌に抜群のプロポーション!
 誰もが認める元祖とらぶるメーカーと言えばこの方・ララさーん!」
「じゃじゃーん!雄斗、結婚しよーっ!」
「ラ、ララ……!」

美しい。途方もなく美しい。
喋りはいつも通りだが、服装は可憐で神々しいウエディングドレス。
いや、ドレスではない。頭部のヴェールとティアラ、ピンクのブーケはいいとして、
その身を覆っているのはどうみてもランジェリーのみであった。
俗にいうビスチェスタイル。愛らしい細かなフリフリやハートマークがあしらわれた薄桃色の
仕様で、ほとんど肌の色が透けてしまっている程に生地は薄そうである。

そして特筆すべきは。
(が…!ガガガっ、ガーター!ベル!トッ!)
同色のニーハイストッキングとはガーターベルトで繋がっていた。
肉感あるララの太ももにしっくりと食い込む、禁断のエターナル・ライン。
サイズの小さな聖なる紐パンも相まって…いますぐあのエルドラドに顔を埋めて果てたいッ!

「さーていよいよ最後は真打ち登場!エントリーナンバー6番!
 お姉様を凌駕するその圧倒的な色気と純潔!
 世界中の男達に求められても、私は永遠にあなただけのオモチャなの…(ハート)
 淫乱ピンクなんて呼ばないでくださいよぅ…!無敵の最強もてもて中学生・桃ちゃーん!!
 …って何この文面?さっすが桃ちゃん、ずるい!ずるすぎるー!」
芽亜はずっと手にしたメモを読み上げていた。
恐らく全て主催者である桃が自分で書き上げていたのだろう。

「ん?桃、これって最強ニーソ決定戦のはずじゃ…?」
「ふっふっふぅ。それでもご主人様は真のニーソマスターなんですか?もっとよく見て…」
「……なッ?……み、みえる!…ニーソが、見えるぞ…!!」

桃も下着姿ではある。
しかしブラにもショーツにもあるべき部分の生地がなく、ちょうど縁だけに白のフリルがあし
らわれていた。つまり、おっぱいもおま○こも丸見えの状態である。
そして、確かにソックスは履いていない。履いていないのだが。
両太ももには下着と同じフリルのバンド、リング状のアクセサリーが装着されていた。
その下には一切布を纏っていないはずなのに、あたかも透明のニーソがそこにあるような錯覚
に襲われる……心の目でしか見えないというわけか。
(こ、これが桃の考える、絶対無二の究極ニーソ…!!)
あとは主の変態脳で補完してねという、なんともしたたかな愛とエロスがそこにはある。

「なんたる事か…僕の求めるニーソは、はじめから己の中にあったというのか…ッ!」
僕はその場に身を埋める。
「ふふふ。どうやら初代ミス・ニーソは私で決まりのようですね」
「えぇー!ちゃんと雄斗に聞いてみないとまだわかんないよー」
「そうだよそうだよ!こんなのぜったい桃ちゃんの出来レースだよー!」
ララやルンら一様に抗議の声を上げていた。

困ったような顔で司会の芽亜がしきる。
「いやーいかがでしたでしょうか観客代表の奈々ちゃん!」
「え、ま、まあ全員可愛くって良かったんじゃないか?
 ったくアイツはダラしないから、きっと誰が一番かなんて決めらんないんだよ」

(…むぅ。確かに、みんなそれぞれに魅力があってとても一番なんか決められない)
ちくしょう、こんなんではいつまでたっても草食系男子のままではないか…!
もっと威厳のある強気な男になりたい、なるべきなのだ。

「では発表する。栄えある初代ミス・ニーソは……
 …エントリーナンバー5番!佐多理ララくん!」
僕はバシッとララを指差す。
「へ?わたしっ?わーい大好き雄斗ぉーー!!」
「な!なんですって!?」
満面の笑みで僕に抱きつくララをよそに、自信まんまんだった桃はがっくりと肩を
落としていた。

「り、理由は?どうしてララさんが一番なのよっ?」
恭子はぺたんと身をかがめ、やや睨むように僕を責めていた。
「皆最高に素晴らしかったが、僅かな差で今回はララのガーターベルトが優勝!」
…と、口では言ったが、実際全員が優勝級で差なんてものはない。
(まあここのところララとはエッチしてなかったしな)
完全に僕の今の気分だ。なんとなくララとヤリたいと思いたっただけの話。
唯一一人の審査員は、誰だって自由に今晩のお相手を選べるのであった。


そして、ここは寮の僕の部屋。
「ゆ…雄斗、お待たせ…」

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