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僕と桃のハーレム計画
官能リレー小説 - ハーレム

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僕と桃のハーレム計画 130

どうやら少し体調の優れなかったあやせのお見舞いがてら、
サボリ目的で加奈子と桐乃も保健室に来たようである。
僕らが次第に淫行に走り出すと、タイミングを逃した3人はその場で息を呑み、
事が過ぎ去るまで身を潜めるつもりでいたそうだ。

(しまった…僕が悪ノリするからこんな事に)
精力もハーレムメンバーも増し、桃が言うように僕の行動はどんどん大胆になっていた。
とはいえここは学校。
誰かいるかもしれない保健室でセックス、ましてや1対5の6Pなど…正気の沙汰ではない。
これがもし厳格な教師にでも知れたらと思うと、僕は反省せざるを得なかった。

「た、頼む!この事はどうか内密に…!」
僕は情けなくも、3人の中学生に頭を下げた。
すると加奈子が何か閃いたように目を輝かせ、面白そうに僕を見下ろす。
「えー、どーしよっかなぁー。
 頼み方もなってないみたいだしなぁー!」
「くっ……申し訳ございません。どうかお願いします…」
屈辱だ。
自分より年下の、しかもこんなにちっこくて憎たらしい女に…
くりんとした2つ縛りがアイドル的であり、よく見ると愛らしい顔つきではある。
しかし、自分が可愛いという事を自覚しているような卑しさがにじみ出ており、
僕のフラストレーションは高まる一方だ。

「ねぇやめなよ加奈子。ごめんなさいね先輩」
あやせが前へ出る。
多少落ち着きは失っているものの、見た目通りの礼儀正しい子のようだ。
彼女もモデルらしく、桐乃同様に背は高め。すらっと伸びたおみ足が美しい。
「こ、こんな事…人に言ったりなんてしませんよっ。
 私達だって言い出しにくくてこっそりしちゃって、すみませんでした」
「あ、いや、僕らが悪かったよ。わかった、ありがとう」
「それじゃあ失礼しま………ッ!!…先輩、そ…そそそそれって…!?」
(?……は!)

いかん。
僕はまだチ○コ丸出し状態であった。
蜜柑達は咄嗟に少し乱れていた衣服を正していたようだが、僕はすっかり忘れていた。
ズボンは膝近くまで降り、未だ勃起中の肉棒があやせの目をとらえてしまったのだ。
「き…ききっ、キャアァァーー!!」
ばちーん!
「ぬおあッ?!」
僕の頬が強く叩かれる。
しかしそれは、桐乃の手であった。

「あんた!中学生にっ、なっ…なんてもん見せてんのよっ」
桐乃は僕らのベッドに飛び乗り、僕のひりひり痛んだ頬をぐにぐにと引っ張る。
「いでえぇー!わ、悪かった悪かったッ、今仕舞うから!ごめんって…!」
(ったく、ちょこっとち○ちん見えただけじゃんか…見かけによらずウブな女だ)
桐乃は怒りながらも顔を真っ赤にして照れ通しである。

「ちぇーっ、なんか面白い事になるかと思ったんだけどなぁー。
 まいっかぁ。じゃー帰るかあやせ。……あやせー?」
見るとあやせは顔を俯き、無言で立ち尽くしている。
背後にはゴゴゴと凄みの利いた効果音があり、ふるふると腕が震えている模様…

「……あなた、よくも…私達の耳だけでなく、目まで汚してくれたわね…」
「?!」
先程までの清らかな表情はどこへ行った…?
あやせはその可憐な顔に似合わず、嫌悪感をむき出している。
「それに親友の桐乃までベッドにあげて…ただで済むと思って?」
「そりゃこいつが勝手にっ」
「黙りなさい!!」
「は、はいぃぃ!」
彼女は腕を組み、ゴミでも見下ろすように僕を蔑んでいた。
(揃いも揃って3人とも…イマドキの中坊、こええぇ…!)

「ま、まあまあみんな、落ち着いてえ」
「そうよ。恋人同士がカラダを求め合うのは、当然の事なのよ?」
育代や曜子があやせをなだめる。

「こ!恋人…っ??も、もしかして、その…妹ちゃんも…?」
桐乃はびくっと反応し、何故かもじもじと蜜柑に質問を投げる。
「え…!いえ、わ、私と雄斗は別にそんなんじゃ…」
「何言ってるんですかー!蜜柑さんもれっきとした、雄斗さんの恋人ですぅ」
「お静さんてばっ。もーう…」
蜜柑は慌てて目はそぞろ。それでも、ほっと嬉しそうな表情を浮かべていた。

それにしても桐乃の様子、どうもおかしい。
確かに兄妹で愛し合うなんて、常軌を逸しているのは認める。
しかし彼女の反応は、そういった常識観念が問題ではないように見えた。
「そ、そうなんだ……ふぅーん…」
「桐乃ぉー、あんたの場合はもお無理なんだから、いい加減あきらめようぜー?」
「なっ…!あたしは別に!アニキみたいなバカなんてっ…どうでもいいんだからねっ!」

なるほど、そういうわけか。
聞けば桐乃は、自分の実の兄に恋心を抱いてしまっていたようだ。

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