勾玉キッス☆ 82
まるで断末魔をあげるかのように、俺は悲鳴にもとれる叫び声をあげた。
俺の中から這い出そうとする意思――人格、と言うんだろうか?――は、それを待っていたかのように、俺の意思を意識の底へ追いやった。
その瞬間、俺の意識は飛んだ………
* * *
私――妖将鬼 幻姫――は喜びに打ち震えていた。
ついに、雅章クンを…封印の巫女を淫らな牝に墜したのだ。
御館様の…ううん、あの人の望み通りに。
叫び声の後、暫らく呆けていた雅章クン。ビクンっと体を振るわせると、瞳を潤ませ
妖艶な笑みで私を見る。その姿に私は思わずドキッとしてしまう。さっきまで抵抗している
姿もそそるけど、こちらはそれ以上に美しかったのだ。
「ね、ねぇ、雅章クン。気分はどう?」
欲情に満ちた瞳が私を捉える。やだ、ちょっといいかも。
私の質問の後、雅章クンの唇は、さっきまでの清純そうなピンクから、真紅の薔薇のようにな
っていた。その色っぽい唇から出たのは…
「ふ、ふふふ、もう最高よ。やっと本来の姿に戻れたんですもの。あたし、こんなエッチな体
になって、本当に良かったわ」
…と、両手で自らの大きなおっぱいを持ち上げる。
人格が完全に女性化したせいなのか、雅章クンは、ほんのりとピンクに染まった体、頬に掛かる長い
髪。熟したアソコからは、恥ずかしい蜜を垂らしている。
エッチな女の子になった雅章クンは、本当に色っぽくて素敵。
こんなに綺麗になるなんて想像以上だわ。
くちゃくちゅっ…ちゅぷうっ、ぐちゅっ……
あらあら。我慢が出来ないのか、床に横たわったままの雅章クンは、恍惚した牝の表情になって
一心に自分のあそこを指で慰め始めている。
さっきは、自分は男だっと言って抵抗していたなんて嘘のよう。
「ねぇ…幻姫ぃ。あたし、体が疼いてしょうがないのぉ。あぁあん、このエッチなお○んこ
がすっごく熱いのぉ。ねぇ…お願い…弄ってぇ…」
自らアソコを慰めながら、私に懇願する雅章クン。
私は、雅章クンに覆い被さる姿勢を取る。
うふふ…これからが本番なのよね。
人格が変わったとはいえ、目覚めたばかりの牝の意思が、いつまた男の意思と入れ替わるか
わからない。不安定な牝の意思を完全に定着させるには、雅章クンを何度もイカせる必要があるの。
私は見下ろすように雅章クンに…ううん、欲情に満ちた巫女に言った。
「ふふ、いいわよ雅章クン。お望み通りに、何度もイカせてあげる。そして、お前が求めている
逞しいオトコを抱かせてあげるわ。その後は…うふふ…」