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勾玉キッス☆
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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勾玉キッス☆ 60

俺はと言うと、廊下で指示待ちだ。

「今日わ、このクラスに新しい仲間が加わりましたぁ。男子達、期待しなさいよ〜」

「「「「おおーーー」」」」

「女子もね。皆で転校生の子と仲良くしてあげてね」

「「「はーい」」」

うう…何だか緊張するなぁ。
先日までは、ごく普通に登校できたのに。

「じゃぁ、入って。転校生の桐生雅さんでーす」

「「「おおーーー」」」「「きゃあー」」

何だか凄く恥ずかしい。俺は俯きかげんに教室に入っていった。

ざわめく教室をしっかりした足どりで、ゆっくりと進む。
教壇の横に立った時、大きく息を吸う。
落ち着いた気持ちで、俺は教室を見渡した。

いつもと変わらない風景に、知っている顔。
なんだか久しぶりに感じるけど、見られている視線が違う。
俺自身が変わったせいかもしれない。

―― 男から女へ

こうも変わるのかなと感心しながら、クラスの連中を見た。
女子からは羨望の眼差しに、野郎どもからは熱い視線(邪な視線もあるが)
心地よさとくすぐったさを感じながら、俺はクラスに帰った事を実感した。
俺はゆっくりとそしてはっきりと言った。

「はじめまして、桐生 雅です。クラスの皆さん、よろしくお願いします」

ぺこりとお辞儀をした時、歓声が上がる。
『うぉぉぉ!マジで可愛い!』
男子は歓声と言うより雄叫びだな…
『はぁぁ…すごいキレー…』
女子からため息か……
誉められて悪い気はしないがなんか複雑だ……
「はいはい、みんな静かに。質問とかは後にしてね」
麗華姉ぇが手を叩きながらみんなをなだめた
「それじゃ、みんな仲良くしてあげてね、それじゃ桐生さんは天野さんの後ろが空いているからそこに座ってね」

「はい。わかりました」
麗華姉ぇに言われて俺は裕美の後ろの席についたら裕美が小声で話してきた
「雅章、なるべくフォローはするから頑張ってね」
裕美…ありがとな…
「それじゃ、朝の連絡に行くわよ〜」
そう言って麗華姉ぇは連絡事項を言い始めていった




「それじゃ、HRはここまで」
「起立、礼」
麗華姉ぇはそのまま廊下へ去って行った

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