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勾玉キッス☆
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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勾玉キッス☆ 49

「………」

何だか下がすーすーする。
思った以上に、このスカートの丈が短い。
俺の膝ばかりでなく、白い太腿まで見えているのだ。
裾がスリットに近いので、屈めば確実にショーツが丸見えだよ。

「でも…」

それにしても綺麗だよな。染みのない白い肌はますます…

「ぐあぁ〜〜!!何でまた見惚れているんだ!!」

自己嫌悪で頭をかかえる。俺ってナルの気があったのか?
いくらこの体がエロいからって…いや、俺は…その…ああ、もう!!
心の中でそうぶつくさ?言いながら紺のジャケットを取り羽織ると…

「わぁ〜お!雅ちゃん、可愛いーーー!!」
「きゃぁああーーー!!れ、麗華姉ぇ!?」

いきなり後ろから抱きしめられてしまう。
しかし、なんて声を上げているんだ。
女みたい…って今の俺は女だし、いや、その前に背中に柔らかい物体が…あううっ。
麗華姉ぇ、抱きしめながらの頬擦りは止めてくれよ。
「ああ〜ん♪雅ちゃんがこの服を着てくれて、お姉さん嬉しいわ」
「ち、ちがう!!べ、別に、お、俺が好きで着たわけじゃないぞ!他に着るのがなくて…」
「ふふっ、だ〜め。雅ちゃんは女の子なんだから御洒落しなくちゃ〜」
「家に居る時は、別のにしてくれよ!」
「あらあら。雅ちゃん、明日はあたしとお出かけするのよ。そのためのお洋服なの」
「へ!?」
麗華姉ぇと出かける?
そんな話、聞いてませんけど…
「聞いてなくて当然よ。さっき決めたも〜ん♪」
「決めたも〜んじゃないよ…何処へ連れてくつもり?」
「デートよ♪」
いろいろとツッコミたいが口には出さない。どうせはぐらかされるに決まってる。


その日の夕食後、麗華姉ぇと今後に付いて相談(と言う名の麗華姉ぇのほぼ一方的な決定事項の言い渡し)が行われた。
「学校生活についてだけど、とりあえず月曜日の朝に時間を取らせるからカミングアウトしなさい♪」
「ええ!?どう説明すれば良いんだよ!?」
「それくらい自分で考えて♪それとも皆に嘘をつくの?口はすぐ滑るし顔に出るのに?」
「はうー…」
打ちのめされたショックで変な言葉が出てしまった。
「萌え語なんて出してたら襲うわよ?会議終了♪」
「ちょっと待ってよ、何でこんなことになったとか、体を元に戻す方法とか、そういうのは無し!?」
このまま終わらせそうだったので慌てて聞く。
「えー、このままで良いじゃない」
「良くないっ!」

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