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勾玉キッス☆
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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勾玉キッス☆ 48

残念そうな麗華姉ぇの声。
そりゃ、ガキの頃は一緒に入った事はあったけどさ。
いくらなんでも今は勘弁してほしいよ。

麗華姉ぇの気配が消えると、俺は湯船から出て体を洗い始めた。
ボディソープを体にぬるたびに、肌がすべすべして気持ちがいい。
ふわふわした気持ちのよい感触に、

「んっ…」

ぷるんっと沫に塗れたバストが揺れる。
つつ…と下の丸みを帯びた女性特有のラインを指でなぞってみる。
綺麗に引き締まった腰に、ツンっと上向いた形のいいお尻。
思わず浴室の鏡の前でポーズを決めてみたりする。
「うーん、この女が俺なんだよな。今でも信じられないよ」

全身沫だらけのとびっきりの美少女。
こんな姿で男の前に出たら…。うっ、いかんいかん。
これじゃ襲ってくれって言っているみたいじゃないか。

サーっとシャワーで全身の沫を落とし、髪も洗い始める。
思った以上に長い髪は、時間が掛かるものだ。

「くそ…今度髪を切ろうかな」

ぶつくさ言いながら、何とか体を洗い終えた俺は、もう1度シャワーを浴びてから浴室から上がった。



「はぁ…」

俺は脱衣所で盛大な溜息をつきながら、タオルで全身を拭き籠の中に入った下着を摘み取る。
ショーツはいいとしても、ブラを身に着けるのにはまだ抵抗があるなぁ。
俺は暫らくその場に固まっていた。

「えーい、考えても仕方がねぇ」

レース調のピンクのブラを持ち、胸にあてる。
前屈みになりながら両紐を肩に通し、後ろに手を回してホックで留める。
後は紐を調整してカップの形を整える。
とほほ…昨日裕美に教わったけど、なんだか情けない気持ちになるよ。

「…あれ?ないぞ」

籠の中を見た俺は、思わず声を張り上げる。
風呂に入る前に入れておいた室内用の上下のジャージがないのだ。
その代わりにあったのは…クリーム色のブラウスに、紺色のジャケット。
それにチェックのみにすかとぉお?
「あちゃー、麗華姉ぇの仕業か」

先程、俺に声を掛けた時にすり替えていたのか。
とほほ。下着姿では脱衣所から出られないし…麗華姉ぇには逆らえないよ。

「はぁ…これを着ろって言うのか…」

溜息を付きながら、籠からブラウスを取り着替えはじめる。
左右のボタンは、男の時とはちがうので注意して掛ける。
うん?ちょっと胸が窮屈に感じたけど…

なんとか上半身を整えると、ミニスカートを摘み出し脚を通す。
スカートを持ち上げ、腰の位置の所でサイドにあるファスナーを上げてとめる。

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