PiPi's World 投稿小説

勾玉キッス☆
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

の最初へ
 25
 27
の最後へ

勾玉キッス☆ 27

その時、俺は知るよしも無かった…
裕美が気絶している時運命的な夢を見ていた事を、そして裕美が俺の運命に巻き込まれた事を…


“あ…あれ…此処は何処?…小屋の中みたいだけど…あれ尼さんとお爺さんがいるわ…”

『良いか、そなたの運命は分かっておろうな』
『はい“七つの勾玉を持つ者”に身も心も奉げ、勾玉の触媒となる事です』
『なら…』
『はい…』

“触媒てなんなの?…て、えっあの尼さん頭巾を除いて裸になったよ…そしてお爺さんは尼さんの胸に刺青を彫って…”

“裕美!裕美!”
“あっ…雅章…”
 
「あっ…あれ此処は…」
「何言ってるんだよ裕美!突然気絶しちゃって心配したぞ!」
「そうか…ごめん…」「それより大丈夫か?」
「う。うん…大丈夫…」

俺が気絶した裕美を起こしたと同時に麗華姉ぇがペンチを持って戻って来た。

「さぁ、雅ちゃん!早速切るから後を向いて」
「はっ、はい…」

俺は慌てて麗華姉ぇに背中を向けると麗華姉ぇはペンチを首飾りにかけ切ろうとした。
しかし…

「うっそ〜、切れずに刃が欠けちゃった…」
「えぇ〜」
「しょうがない…暫く着けたままでいたら…」
「そんな…」
「う〜ん、雅ちゃん…気落ちしちゃ駄目よそんな時は…」

麗華姉ぇは俺に諭すと今度は目が覚めたばかりの裕美を見て

「ねぇ裕美さん…雅ちゃんばかりコスプレしててもつまんないから裕美さんもやってみる…コスプレ!」
「えっ…え〜ぇ!」
「そうね、雅ちゃんが巫女さんなら裕美さんはシスターにでも…」

麗華姉ぇは素早くシスターの衣装を取り出す。

「ねぇ雅ちゃん、部屋に戻ろ」
「もう遅いよ裕美…麗華姉ぇがああなったら地の果てまで逃げても追いかけてコスプレさせられるよ…俺を見たら分かるだろ…」
「うん…そうだった…」

俺は内心“裕美もコスプレされたら俺の気持ちが分かるだろう”と思いながら、俺に言われたからか裕美は観念してシスターの衣装に着替える決意をした。
裕美が着ている服を脱ぎ下着姿になったその時…

「裕美…何だ、その痣みたいなのは…」
「えっ…うそ…」

裕美の胸元に痣が出来ていた。
そして良く見ると俺の首飾りの石の形に良く似ていた。

「多分、気絶した時に出来たんじゃないのか」
「ははは…そ、そうよね…」

俺は気絶した時を思い出しそう言ったが、裕美が少し慌ててたのを見逃していた。
そして裕美が着替え終えて俺と麗華姉ぇに見せる。

「すげぇ〜、裕美とても似合うよ」
「意外と裕美さんも高貴な衣装が似合うね…」
「そ、そう…あ、ありがとう…」

俺と麗華姉ぇの言葉に裕美が少し照れていた。

「ねぇ裕美さんも鏡で見てみたら」
「は、はい……えっ…」
「どうしたの裕美さん?」
「い、いえ…何とも無いです…」
「そう…まるでさっきの雅ちゃんみたいだったから……じゃコスプレはこれ位にして今日は寝るとしますか」

そう言って麗華姉ぇは部屋を出てゆき、俺と裕美も普段着に着替えると部屋を出た。

SNSでこの小説を紹介

性転換/フタナリの他のリレー小説

こちらから小説を探す