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勾玉キッス☆
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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勾玉キッス☆ 18

渡されたのは、ベージュにチェックのミニスカート。なんでこんなの…と思いつつ、俺はスカートを脚から通し、いつも穿いている制服のズボンより少し高いところで留める。見ると、俺の膝小僧どころか白い太腿すら容易に覗け、一瞬ドキッとしてしまった。
「どうなさいました?」
店員が気づいたのだろう、俺に話し掛けてきた。
「こ、このスカート、短すぎじゃないのか?」
「ふふっ、お客様。大丈夫ですよ。それくらいが丁度いいんですから」
そうかぁ?このスカート、ちょっと屈めば確実にパンティが丸見えじゃんかよ。
俺の不満を他所に、店員はしげしげと俺のスカートを見ている。
「それにしてもお客様。すごく綺麗な脚ですねーそれにお尻もこんなにかわいくてツンとして。あ、スカートの皺を直しますねー」
そう言って店員の華奢な手は、皺を伸ばしながら俺のお尻や白い太腿を触っていた。
「ひゃぁ!!」
「まぁ、かわいい声を上げて。ふふっ…初々しくて素敵ですよ」
そう言いながら、店員は嬉々として触るのをやめてくれない。さらに腰周りや胸も大胆に触ってくる。
「か、勘弁してくれよー」
「いいじゃありませんか…減るものじゃありませんし」
「ひゃん!」
そう言って俺の胸をもみしだき続ける店員
つーかこの店員、完全にオヤジ化してないか?
「ち、ちょっ……」
振り払おうにも初めての女の快楽が気持ち良すぎて体に力がはいらない
「ふふ…ここはどうかでしょうか?」
「や…!!そこは……」
そして、俺の股間に手を延ばそうとしたその時
「ちょっと、雅章遅いわよ!!」
裕美の声がかかった
長々と更衣室にいる俺達に痺れを切らしたのだろう
その声に驚いたのか店員は俺から離れた

助かった…とへなへなと床に座り込む。
この後、店員は少々残念そうな顔だったが、俺に「お客様、すみませんでした」と丁寧に謝った。話を聞けば、俺が可愛すぎてつい苛めたくなったとか。冗談じゃないと思いつつ女になった自分の魅力を改めて知る事になったのだ。



なんとか制服に着換え鏡を見る。俺は――絶句した。
鏡の中の少女がすごく可愛かったのだ。いや、綺麗とか美しいの単語の方が相応しい。
赤いリボンタイの真新しいブレザーをきれいに着こなし、ミニスカートの下からは白い足がすらりと伸びている。艶がかかった長い髪に結わえたピンクのリボンが少女の可愛らしさを引き立てていた。その少女が恥ずかしげに頬を赤く染めながらこっちを見ているのだ。
「……マジかよ」
信じられない。これが…今の俺だなんて。
「お客様、素晴らしいですわ。では、どうぞー」
と言いながら、店員はカーテンを開けた。外では麗華姉ぇと裕美が待っている。

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