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勾玉キッス☆
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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勾玉キッス☆ 15

「クス、お客様ったら。かわいい声を上げなくてもいいんですよ」
「そんなこと言ったって……」
俺はブラが身体に触れる感触というのに慣れていなかった。そりゃそうだ。さっきまで縁が無かったわけだし。店長は手際よくブラジャーの位置を合わせると、背後のホックをパチンと留めた。いざブラを着けてみると、確かに胸が軽くなった気がする。
 
「お客様、鏡をご覧下さいませ」

店長にそう言われて俺は再び鏡を見る。

「うぅ…わ〜ぁ…」

俺は下着を着けた自分の姿に再び見とれてしまった。
妖艶な身体付きに刺激的な赤い下着が良く似合う。
どうやら店長は俺が偶々赤い下着を着けたので嘘をついてまで麗華姉ぇが差し出したブラを着けさせた様だ。

「どうですかお客様」
「………」

どちらかと言えば清楚な顔付きと合わさり俺は店長の言葉に返す言葉が出なかった。

その時…

「どう雅ちゃん!見せてごらん」

突然、麗華姉ぇが飛び込んで来たのだ。
「わわっ!!麗華姉ぇ〜!!」

「きゃぁ!!雅ちゃん、かわいいーー!!」

満面な笑みで俺を見る。それはもう大好きな物を見つけたみたいに。

「ははっ、麗華姉ぇ…」

何もこの場で、大声で言わなくてもいいじゃないか、と心で突っ込みつつ、周りの視線を感じた俺は、頬を真っ赤にして俯いてしまった。そう、俺の胸には、麗華姉ぇの選んだブラが包んでいる。しかもパンティまでお揃いなってしまったので、もう恥ずかしくて…

「へーー、雅章ったら、けっこう似合うじゃん。かわいいわよ」

そう言いながら、裕美まで入ってきた。
嬉しくない!まったく、お前まで言うなよ…
「いやぁ〜ん。雅ちゃん、そんなに恥ずかしがちゃってぇ。かわいいーー」
そう言って、俺は麗華姉ぇに抱きしめられてしまった。
クマさんのヌイグルミのように、ぎゅーーーーと…むぐっ!!
「ぐはぁあああ!れ、麗華姉ぇ、やめれーー!!」
「もぉ〜雅ちゃんったら、すっかり女の子じゃないのーー」
胸の膨らみをギュッと押し当てられる。
男の時は身長差が殆ど無かったのに、今の俺は麗華姉ぇより低い。
そのため麗華姉ぇの豊満なバストに顔を押し付けられる形になってしまった。
「し、死ぬぅううううううう!!」
「れ、麗華さん。雅章が…」
「あら?やだ、ごめんなさい。つい嬉しくって…えへ♪」
抱きしめた手を離すと、悪戯っぽく舌を出す麗華姉ぇ。
はぁはぁ…危うく乳圧死する所だったぜ…

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