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勾玉キッス☆
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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勾玉キッス☆ 132

目の前にあるふたつの白い物体からくる甘い匂いにもクラクラする。
しだいに頭の中がぼーっとすると、自然と口が開いて…

「はむ…」
『ん…ああん』

乳首を甘噛みすると、口の中に広がる液体。
甘い。蜂蜜みたいに甘くて、それに懐かしい味だ。

あれ?俺は一体…

『あん。いい。ああん。気持ちいい。雅ぃ、もっともっと吸ってぇ』
「んん…ちゅぷ…んんーーー」

私ー白姫は、夢中でおっぱいに吸いついている雅の頭をギュっと抱きしめた。
大きな果実に顔が埋まるようにして…

「むぎゅう…く、苦しい…」

あらあら。ちょっと強かったかも。

『ご、ごめんごめん。苦しかった?』

すぐ緩めると、また飲み始める。
「ん…ちゅうちゅう…んん…」
『ああ、あん…あ…」

ふぁ…キモチいい。この娘、思った以上に吸いつきが強いわ。
それに雅ったらだんだん小さくなっているよ?

『ふぁ…って、あれ?どうしてぇ?』

そう雅の身体が小さく…いや、若返っているのだ。
すらりとした肢体は、だんだん小さくなり、腕も脚も短くなってきている。
私に負けないくらいだった大きな双丘も形のいいお尻も風船が萎むようにだんだん小さくなっている。

今の彼女は中学生くらいだろうか。
いえ、体が大きめだけど、腰のくびれもないから小学生くらいかも。

「んん…ちゅぷ…」

雅は気がつかないのか、夢中でおっぱいを吸っている。
体もさきほどの私くらいになってきている。
腰まであった長い髪も短くなって、ショートカット気味に。
整った顔も、今は中性的なものになっている。
でも若返っても女の子のままなんだ。
アソコを触ってみても男のアレもないし濡れたスリットがあるだけ。

『…うふふ。けっこうかわいいじゃない』
小さくなっても面影があるんだね。なるほど、かなりの美形だわ。

「んん…すーすー」

お腹がいっぱいになったのか、いつのまにか彼女はおっぱいを抱きしめながら眠っていた。
私の腕の中で、かわいい寝息がする。
体もすっかり赤ん坊くらいまで小さくなっている。
驚いたぁ。これは淫魔の力ではないわね。たぶん巫女の力が作用したと思う。

『へぇ、赤ちゃんの雅ってこんな感じなんだ。うふふ…どんな夢を見ているのかな?』

ピンクかかった頬の赤ん坊を見て呟いた。
なんか安心する。これが人間の言う母性って事かしら?

 ・
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 ・
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 ・

意識が遠のく。まるで沈んでいくように。
深く深く…底が暗い空間の中で俺の意識が沈んでいるようだ。
「俺…は…どうしてここに?」

光もない暗い空間なのに、恐怖とかまるで感じない。
前にも来たような不思議な感覚。
深い闇。どこまでも暗く底がない。
ただ俺の体の表面からほのかに光を放つのみ。

「は、裸?!!」

目線を下げれば、白いたわわな果実とピンクの先端が自己主張している。
俺は咄嗟に両手で覆い隠す。
うぁー恥ずかしい…マジ女を意識してしまう。

「それにしても…」

イッタイココハドコダ?その時、
「やっと来たわね。あたしの所に」
甲高い声が頭に響く。
暗い空間に浮かぶような姿勢の横で、ぽわっと光が照らすと
ひとりの女の子が立っていた。

「お前は…」
「お前…じゃないわ。あたしにはちゃんとみやびって名前があるの」

みやび?ミヤビじゃないのか?
ミヤビはもうひとりの俺。古の封印の巫女の記憶を受け継ぐ女の子。
魂が分かれ容姿がウリふたつなので、てっきり本人かと思ったのに。
みやびと名乗る少女は、確かに俺にそっくりだけど、ミヤビとは雰囲気が
違う。なんか、こう艶っぽいと言うか…

「はじめまして、雅章。うふふ、そんな顔をしないでよ。
あたしは、もうひとりのあ・な・た。もうひとりの封印の巫女なのよ」
「へっ!?」

一瞬、頭が真っ白になる。…マジで?
知らなかった。ミヤビ以外にもうひとりいたなんて。

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