PiPi's World 投稿小説

勾玉キッス☆
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

の最初へ
 99
 101
の最後へ

勾玉キッス☆ 101

さあ、お次はトップだ。
三角ビキニだけど、面積が小さい小さい。
もうマイクロビキニの領域だ。恥ずかしい事この上なし。

「あの〜、本当に……?」
「着るのよ」

……ですよね。
裕美に手伝ってもらい、何とかトップも着けた。
でも、大丈夫なのか、コレ?
おっぱい飛び出しそうなんですけど……

動く度に、重量感のある乳房が小さな布越しに豊かな揺れを見せる。
その度にみんなの視線や歓声。……恥ずかしいったらないぜ。

はあ、もう恥ずかしがったって仕方ないか。いっそ堂々としよう。
俺は腰に手を当て、しゃんと立ってみた。
曲がらないようピンと背筋を伸ばす。
黒い化繊に覆われた胸を誇らしくするなんて何だかこそばゆい感じ。
少しお尻の肉に食い込み気味のパンツを指で直してみた。

「こんなものかな?」

体をひねりながら確認する。
あらためて体のあっちこっち見ると、俺ってけっこうエロいのな。
黒いビキニに覆われた大きな双丘は胸元にしっかりと谷間を作っているし
窄まった腹部に形のいい臍。引き締まった腰回りは綺麗な括れを表し
黒いパンツに覆われた形のいいお尻はツンっと上向いている。
肌は色素が少し薄いけど触ると瑞々しく滑らかだ。
「わぉ。やっぱいいわよ。麗華さんも喜ぶわ」

裕美にそう言われてもあんましうれしくないけど。
こんなきわどい水着を着ていると、後で麗華姉ぇの反応が怖いな。

「わお。雅ちゃん、かっこいい!」

「へぇ〜けっこう似合うじゃないか」

「きゃぁ〜桐生さんってすっごく綺麗」

「はう。スタイルがよくてうらやましいわ」

更衣室に響く歓声と羨望の眼差し。
俺は思わず両手で胸元を隠しながら身を捩った。

あの…俺って本当は男なんですけど。

さすがに恥ずかしくなった俺は、裕美の方へ声をかける。
「あ、あのさ、裕美。俺…やっぱこの水着じゃ…」

「なに言っているの。それだけ魅力的なのよ。自信を持ちなさい」

「そうは言っても…」

視線を下にすると…

「…ってお前、いつのまに!」

見ると、裕美が水着に着替えを済ましているではないか。
全然気がつかなかったぜ。

「えへへ。あらかじめ着ていたんだ。気がつかなかったの?」

ぺろりと舌を出して悪気のない様子。

「ちくしょう。やられた」
「まぁまぁ。これも女の子の嗜みって事よ」

納得のいかない俺は、ムスっと頬を膨らましていた。
まったく。裕美のやつ、調子いいよな。

「そう怒らないでよ。それよりもこの水着はどうかしら?」

くるりと体をひねり、一回転して俺の方へ向ける。
甘い香りとふわりと長い髪が流れる様子に思わずドキっとしてしまう。

「ど、どうって…い、いいじゃないか?」

しどろもどろになりながら思った事を口に出していた。

裕美が着ている水着は、俺と同じビキニタイプ。

SNSでこの小説を紹介

性転換/フタナリの他のリレー小説

こちらから小説を探す