女性化パラダイス 6
見学を終えて水泳部の皆がそれぞれ帰る中、
「真央、まだいたのか。」
「家近いし、それに久し振りに洋君と帰ろうかなと思って・・・」
「しょ、しょうがないな。」
それぞれ緑と青のジャージを着た真央と洋が歩いていく中、
一緒に帰れるというだけで満足である真央に対し、
洋は真央と歩いているのを知り合いとかに見られたらどうしようとか、
自分がジャージの下は競パンを穿いているように、
真央も競泳水着ではないかとかというのが頭を過ぎってしまい、
まともに真央の顔も見れないでいると、
「洋君、ありがとう。お互いに頑張ろうね。」
「そ、そうだな。」
数日が経ったある日、自主練と称してスポーツセンターへ向かう途中、
同じくスポーツセンターへ向かおうとする洋を見かけたので声をかけてみるが、
洋は思わず目を背けてしまい、
「酷いな。挨拶したのに無視するなんて。」
真央が耳を引っ張ると、
「ご、ごめん・・・」
真央が女になったというのは前もって知らされていたが、
いざ会ってみると以前のような親友としてでなく、
異性として真央を意識しているのに罪悪感のような芽生えてしまっており、
それを告白すると、
「私も洋君が好きだよ。だから女になったの。」
「そ、そうなのか。」
2人はスポーツセンターへ入るとそれぞれ更衣室で着替え、プールサイドへ出た。
「洋くん、随分たくましくなったね!」
「真央こそ、結構スタイルいいじゃないか」
競パン姿の洋を目の辺りにして、真央はうっとりとなり、洋も女子用の競泳水着に身を包んだ真央に見蕩れるのだった。
「私の家に寄っていかない?…うちの両親、今日、帰りが遅いの」
練習を終え、スポーツセンターを出る時、真央は洋を自宅に誘った。家に上がると、真央は洋をリビングへ通した。
真央は突然、洋の目の前で服や下着を脱ぎ、一糸まとわぬ全裸となった。
「ま、真央!…」
真央のその行動に驚く洋。
「洋くん。さあ、よく見て」
そこには紛れもなく女の身体をした真央が立っていた。
「よし!」
洋もその場で服や下着を脱いで全裸になった。
洋は一物をギンギンに勃起させている。身長170p超と、中学1年生としては長身で、幼少時から水泳で鍛えている身体はとても引き締まっている。
洋は真央の裸身をじっくりと見つめ、
「真央の体、毛が全然ないんだな」
「女体化薬の副作用なんだって。一生生えないだろうって…」
「そうか!俺は脱毛クリーム使ってるけどな…」
洋は正面から真央を抱き締め、そして、キスをした。
「んん…うんん…」
互いにとってのファーストキスだった。
「ところで…真央は女になっても名前は変えなかったんだな」
性転換した者達はすぐに戸籍上の性別を変更していた。その際、名前が女としては不適切な場合、名前を変えることができたが、真央や優は男でも女でも通用する名前なのでそのままだった。
「真央って、まだバージンだろ?」
「うん!もちろん」
「俺、真央と初めてのセックスをしたい」
「私もよ」
2人は裸のままバスルームへ移動した。そして、床の上に横になった真央に洋が覆い被さった。
「とても奇麗だぜ!…真央が女になったってことは叔母さんから聞いてたけど…」
洋の叔母の大宮貞子はK大附属小の教師をしており、真央が6年生の時のクラスの担任だった。貞子は女になる前の真央を知っており、同姓同名で顔立ちも似ていた女子と出会い、調べてみて、真央が性同一性障害で、女体化薬で女になった事を知ったのだった。