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女性化パラダイス
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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女性化パラダイス 33


着替えとかで光などと見比べたりした際には平均的だと思っていたのだが、

「光さんも同じ程度の大きさなら優も・・・」
「優って先生の娘さんじゃないのか。」
「優が確かそんな事言っていたかな。」

光はバレエ以外の事にはあまり関心が無さそうだと思い込んでいたので、
少し敗北感を抱くが、

「真白さんだって魅力ありますし・・・」
「じゅ、純。」

ある日、水泳の授業で着替えようとしていると、

「バレエの動きを取り入れる訳か。」
「まだどう生かしたら良いか考えているとこだけど・・・」
「それにしても胸、大きくなっているよ。」
「あまり大きくなると動きが・・・」

新に胸が大きくなっているのを指摘され戸惑う純に優が、

「最近、学校帰りとかに純と話している男性って前に会ったような・・・」
「ま、真白さんの事かな。」

優の母の流美は新体操のコーチをしているが、かつてはバレエ学校で講師を務めていたこともあり、真白はその流美からバレエの指導を受けたことがあった。また、優もバレエ学校に見学に行ったことがあり、その際、まだ女だった時の真白の姿を見掛けていた。優は真白が第二次性徴変異症で女から男に変わったことなど知る由もなかった。


この日の放課後も、純は体操部、優は新体操部の練習に出た。
K大附属小中高校には、女体化薬で男から女に性転換した者が数多く通っているが、優の新体操部や純の体操部にも男から女に変わった者が多くいた。

「自分も、もっと早く女になっていれば、優みたいに新体操やれたのにな…」
マットの上で新体操の演技をする優の姿を見ながら純は思った。

練習を終えて、制服に着替えて部室から出て来た純を優が待っていた。
「一緒に帰ろう」
2人が校門を出ると、目の前に真白の姿があった。

「優ちゃん、久しぶりだね」
「えっ!?」
真白に声を掛けられ、驚く優。
「バレエ学校にいた真白だよ。覚えてないかな?」
「でも、真白さんって女の人だったはずじゃ…」
すると純が、
「優。真白さんは第二次性徴変異症で女になっちゃったんだよ」

「純って真白さんと知り合いなの?」
優は純に尋ねる。
「幼馴染なんだ。私の兄さんと真白さんは小学校、中学校の同級生で…」
純の3歳上の兄の聖(せい)は真白と同い年で、同じ小中学校に通っていた。その縁で、純も真白とは仲良しだったのである。


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