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女性化パラダイス
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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女性化パラダイス 31


ある日、純は夢を見た。
顔は見えなかったが全裸の男が純に、
「そ、そろそろ良いかな。」と聞いてきて、
純はどうしたら良いと思っているところで目が覚めると、

「あ、あれ・・・無くなっている。」

股間から男性器の痕跡すら消え、胸も少し膨らんできており、

「(終わったのか・・・いや始まりだ。)」
純が登校してくると優が、

「良い事でもあったみたいだね。」

耳元で囁くと、

「そうか、純も完全に女になったのか。」
「兄さんとかとは女になり切る前に戻れたみたいだけど。」

体操部の皆も、

「プレゼントとは無いけど、おめでとう。」
「お祝いされる事じゃないと思うけど、一つの区切りはついたと思います。」
「腰も括れが出てきたね。」

「鍛えてきた成果かな。」
「純はしなやかさが強みだと思うからそれを生かせるようにした方が良いと思うよ。」

純が部室から出てくると優が、

「光さんの公演があるけど、見に行かない。」
「(バレエってしなやかさが大事な筈。)」

翌日、純は優と公演を見に向かうのだが、控室に向かおうとする光に声をかけられ、

「い、意外と筋肉ありますね。」
「じゅ、純ったら。」
「意外とバレエは筋力が必要だからね。」

公演が終わって、

「優、ありがとう、色々と参考になったよ。」
「ちょ、ちょっと用事があるから・・・また学校で。」

優が急いでその場を去っていくと、

「光さん。」
「まるではぐれた母親を探していた幼児みたいだね。」
「だって光さんと会えるの久し振りだから。」

その頃、純は帰ろうとしたのだが初めて訪れた場所だった事もあって、
道を間違えてしまい、

「あの、すいません・・・」

近くを通りかかった帽子を深々と被った男に声をかけてみると、

「純じゃないのか。」
「もしかして真白さん・・・ですよね。」

小さい頃はよく遊んでいたのだが、ここ数年連絡を取る事も無く、

「第二次性徴変異症ってので男になっちゃってさ。」
「そ、そうだったんですか。」
「まさか光と同じ病気になるなんて・・・」

真白は光に一方的な対抗心を抱いていて、
光が男になったと聞かされた際には、
大きな障害が無くなったと思っていたが・・・

「それから2、3週間して第二次性徴変異症と診断されてさ。」
「それでバレエは・・・」
「公演、見ていなかったのか・・・顔を隠していたからしょうがないか。」
「は、迫力ある演技でしたね。」

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