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女性化パラダイス
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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女性化パラダイス 26


すると翼が希の背後から抱きついて、
「そんなの気にしなくていいじゃない。希ちゃんには私がいるんだから」
「そ、そうね」
身体を反転させ、翼を抱き返す希。希は既に葵のことを諦めて、翼と愛し合うようになっていた。

「希ちゃんのお兄さん、さっき、『女だった頃の癖で』なんて言ってたけど、どういうことなの?」
「それはね…」
希は翼に尋ねられ、洋が中学2年生の時、学校のプールに女体化薬が混入したせいで女に変わってしまい、1年近くかかってどうにか男に戻れたことを話した。

女体化薬はカプセル剤と注射液から成り、本来はそれらを男性の身体に直接投与することによって女体化が成されることは前に述べた。カプセル剤だけでは女体化が完了するのに数か月かかる上、治療によって元の男に戻ることも可能だ。しかし、カプセル剤を服用した直後に薬液を注射すれば数時間で女体化が完了し、その場合は元の男には戻れない。


洋が真央の家へやって来ると優、光、新、遥も来ていたが、
優、真央、新がそれぞれ着ている黒、緑、青の競泳水着を見て、

「皆、その水着って・・・」
「また胸とかが大きくなったから競技用とは別に購入してみたけど、どうかな。」
「競技用より脚が見えて・・・。」

洋が戸惑っていると新が希がどうしているか聞いてきたので、
さっき起きた事をありのままに話すと、

「どうにか立ち直ってくれて良かった。」

すると優が、
「そうね!翼ちゃんと希ちゃん、うまくいくと思うよ」
そして遥が、
「今は女同士で結婚できるし、子供だって作れるからな」
女体化薬と共に、女性の体内の卵子を精子に変換させる薬、女性のクリトリスを一時的に膨張させて男性器の機能を持たせる薬が開発されたことにより、女同士での結婚が法律で可能となっていた。

この日は、みんなで集まって、それぞれの性転換する前の姿を写した写真を見せ合うことになっていた。
「まずは光さんからどうぞ」
真央が言うと、
「それじゃあ、まず僕から…」
光は1枚の写真を示した。それは女子だった時の光がバレリーナとして舞台で踊る姿を写した物だった。


「小学1、2年の頃かな、可愛い。」

優が思わずはしゃいでしまうと光は少し恥ずかしくなって、

「優ったら、興奮し過ぎだよ。」

真央が出した写真には洋とスイミングクラブに通い始めた頃の真央が写っているが、
洋に比べて真央は小柄で少し線が細く、

「女子が無理に男子の水着を着ているみたいだ。」
「洋君ったら、これでもまだ男だったんだから。」

その写真には、男子だった時の真央と洋が並んで写っていて、2人共お揃いの競パンを履いている。
「やたら女くさい奴だと思っていたけど…」
洋は懐かしそうに話し、真央の顔を見つめると、
「こうして女になって正解だったな!」
「洋くん!」


「これ、小学校3年生になったばかりの頃に撮ったんだけど…」
優が出した写真には、ブレザーに半ズボン、白いハイソックスといった格好の、中性的な容姿の少年が写っていた。

「これが男だった時の優か!」
「うん。女に変わる1年近く前かな」

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