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女性化パラダイス
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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女性化パラダイス 24

そこへ2人の少女が近付いて来た。
「こんにちは。麻貴ちゃん」
「あら!岬、渚」
双子の姉妹の横田岬と渚で、共に麻貴のクラスメイトである。

「岬、しっかりと女の子が似合ってるね」
「ええ、まあ…」
岬は元は男で、女体化して1年近くが経っていた。
1年前、文化祭の後片付けで帰りが夜遅くなった岬と渚は帰宅途中、2人組の強姦常習犯に襲われた。その時、岬は渚を逃がし、2人組に立ち向かったが、たちまち取り押さえられてしまった。
小柄で華奢な体付き、それに中性的な顔立ちの岬は2人の強姦魔にアナルレイプされてしまった。そこへ渚が警官と共に駆け付け、犯人たちは逮捕されたが、男でありながら男に犯されたという、岬の受けた肉体的、精神的ダメージは極めて大きかった。
それ以後、岬の男性器は全く勃起しなくなった。岬はすっかり塞ぎ込んでしまい、自殺を図ったが、幸い未遂で済んだ。
そんな岬を何とか立ち直らせようと、渚や両親は彼に女体化を勧めた。そして、岬は男から女になった。


渚が希や葵に興味がありそうな素振りを見せたので麻貴が、

「希ちゃん、葵君、ちょっと席を外すね。」

岬や渚に事情を話すと、

「そういう事か。」
「麻貴ちゃんって男女問わずもてる・・・」

すると岬の胸を揉み始め、

「形が整って、大きさも丁度良いよ。」
「岬のばっか弄らないでよ。」

「岬、本当に素敵ね。とても可愛いよ!」
「そんな…麻貴ちゃんにはかなわないよ…」
麻貴に胸を揉まれながら岬は応える。
身長180p近いスラリとした長身の麻貴に対し、岬と渚は160p足らずと小柄である。

「岬もビキニを着ればいいのに」
渚が紫のビキニに対し、岬の水着は純白のワンピースだった。

「ねえ麻貴ちゃん。あの葵って子とつき合うつもりなの?」
岬は葵のことが気になって麻貴に尋ねた。
岬は女体化する以前から密かに麻貴に思いを寄せていた。しかし、岬は小柄で女性的な容姿がコンプレックスで、麻貴に告白する勇気が出せず、その思いを秘めたまま女へと変わったのだった。

「どうしようかな。付き合ってもいいかなって気もするんだけど…」
麻貴は葵の熱意にほだされ、気持ちが傾きかけていた。

「葵くん」
麻貴は葵を傍に呼び寄せた。
「ねえ。これから泳ぎで競争しない?」
「いいですよ」
麻貴と葵はプールで25mを一緒に泳いだ。結果は僅かの差で麻貴が勝った。

「麻貴さんって新体操だけじゃなく、泳ぎも上手なんですね!」
プールから上がると、2人は互いに笑顔で見つめ合った。
「ねえ、葵くん。あなたとの事、あなたが完全に男の身体になったら結論を出すから、それまで待ってて」
「はい!」

翌年の4月、優、真央、新、遥、葵はK大学附属高校の1年生、麻貴は3年生になった。その時、葵の身体は完全な男性化を果たしていた。そんな葵の身体を麻貴はじっくりと見つめる。
「葵くん、すっかりたくましくなったわね」
麻貴は葵と付き合うことを決めた。

この時、希は既に翼と恋仲になっていた。
屋内プールに行った時、麻貴の気持ちが葵に傾き出した様子を見て、希は葵のことはもう諦めるしかないと思った。

葵に失恋し、寂しそうな表情をする希を救ったのが翼だった。
「希ちゃんには私がいるよ」
翼はそう言って希を抱き締め、キスをした。
「んん…うんん…」
希も唇を重ねながら翼を抱き返した。この時、希の心は一気に翼に傾いた。

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