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女性化パラダイス
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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女性化パラダイス 14


真央が擁護するような言い方に洋は、

「ま、まあ、男としては久し振りだから。」
「それってどういう・・・」

すると光がプールに性転換する薬が混入したせいで、
男子が女になってしまったという出来事を思い出し、

「まさかと思うけど、洋君って通っている学校って・・・」
「そうです。幸い、適切な処置をしてくれたから戻れたけど。」

洋は最初、乳首が腫れてきて、そのうち治まると思っていたが、
2、3ヶ月すると乳首の周りが膨らんで、衣服とかが緩く感じるようになって、
それに合わせるように男性器も萎縮してきたと話すと、

「洋君、学校に通う以外で外に出なくなったから心配だったよ。」
「真央には心配させて悪かったな。」

それから投薬などによる治療が始まるのだが、
それでも洋らの男性器がほぼ引っ込んでしまうと、
筋力の衰えや皮下脂肪率の増大が進んでいき、

「皆、治療が失敗したと思って感情的になったりして・・・」

すると優が、

「それでも真央がしっかり支えてあげたんでしょ。」
「確か完全に戻るまで1年ぐらいだったかな。」
「私や真央みたいに、直接投与だったら元の男の子に戻れなかったかもね」

女体化薬はカプセル剤と注射液から成り、本来はそれらを男性の身体に直接投与することによって女体化が成されるのである。洋の場合、膨大な量のプールの水の中に混入したものだった為、効き目が薄かったので、1年近くかかったが、解毒剤を投与するなどの治療を重ね、元の男の身体に戻ることができたのである。しかし、その間、体力は衰え、競泳でも実力を十分に発揮できなかった。

「おかげで来年の××オリンピックには出られなくなったよ」
「また鍛え直して、次のオリンピックを目指せばいいじゃない。洋くん、まだ中学3年だし、5年後は20歳だよ」
悔しそうにぼやく洋を真央は励ます。

「どうして女体化薬がプールに混入するなんて事が起きたの?あの薬は限られた所で厳重に管理されてるはずなのに」
新が疑問を口にした。


すると光が、

「管理が厳しくなったのはあのプールに混入した問題がきっかけだから。」
「そ、そうなんですか。」
「そうでないと麻貴が病院に勤務している母親から薬を貰える訳が無いだろ。」

皆、静まり返ってしまう中、真央は洋を抱き締め、

「本当に洋君が男に戻れて良かった。」
「でも母さんや姉さんはせっかく三姉妹になったのにと嘆いていたけど。」
「希君、確か中学に入る前に・・・」

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