フタナリ世界に集められた人々 3
一方、当麻は、インデックスと合流していた。
そのインデックスとは、公衆トイレから出たところで出くわしたのであるが
普段、「不幸だ」と言って、文字通り不幸な当麻であるが、今回は幸運な事に
インデックスは、一目会って、面影があるという理由から、当麻の事が分かった
一応、確認のため青いボタンを使ったが
そんなインデックスは
「ホント、非常識だよね!」
と黒子と同じく、憤慨していた。理由は同じく、裸エプロンの店員たち、
ただ娼婦とは会わなかったが、代わりに、
街中で人目を憚ることなく性行為をしている住民を何組か見た。
もちろん全員、両性具有で、しかも誰も止めようとしない。
「とうまも、ああいうの好きなの?」
「何が?」
「エプロン・・・・・・・・・」
「別に、そんな事は・・・・・・・」
「本当?」
疑いの目を向けるインデックス。
事実、当麻は裸エプロンに興味はなかった。いや何も感じなくなっていた
この時、当麻も自分の中で何かが変わっていくのを感じていた。
流石に、性行為を見た時は、ドキッとはした。
でも裸エプロンには何も感じない。
と言うより、女性に対する興味が薄れている様な気がしていた。
かといって男性に興味が出てきたわけではないのだが
これは、当麻だけの事じゃなかった
そして
「「あ・・・・・・・・・・・・」」
寮の前で美琴たちと、当麻たちは鉢合わせた。
実は、当麻たちも美琴たちと同じ寮で暮らすことになっていたのだ。