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Anatomy
官能リレー小説 - 二次創作

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Anatomy 13

「カオリナイト君、胴体の生命維持装置を切ってくれ!」
「かしこまりました・・・」
「怒っているのは解るが、間違ったつもりで頭部の方の生命維持装置を切ってはならんぞ!私が許さん」
カオリナイトは胴体向け生命維持装置のスイッチを切った。同時に胴体と生首との感覚リンクも遮断される。
「さて、これより心臓および肺の摘出を開始する」
そう言って土萠はムーンの胴体の胸元にメスを入れた。


胸元から腹まで、ばっくりと大穴があいたような状態のムーンの胴体。
土萠は糸のこぎりを取り出し、慎重に胸骨を切断する。胸骨を取り去ったのちに、すでに動きを止めている心臓と肺を摘出した。これでセーラームーンの胴体はほぼ空っぽになる。最後にのこっていた子宮を切除し、冷蔵用ボックスへと大事にしまった。
「さあ、いよいよクライマックスだ」
そう言って太いのこぎりを取り出す土萠。
太いのこぎりの歯が肩の腕の付け根にあてられ、そのまま前後に動かされる。5分もしない内に腕が肩から切り離された。もう片方の腕、足と、順番に切断されていく。最後は腰から真っ二つにされる。
「午後21時32分、すべての解体が終了」
汗をぬぐいながら、深呼吸する土萠。
バラバラになったムーンの身体を、それぞれパーツごとに大きな瓶に入れていく。そしてその中には腐敗を防ぐためにホルマリンが入れられた。
土萠は、ムーンの唯一(生きた状態で)残された部位、頭部の近くにきた。
「ウサギ君、協力に感謝する、今日はゆっくり休んでくれたまえ」
そう言って彼は、ムーンの頬にキスをした。生命維持装置のパネルを操作した瞬間、ムーンの意識がもうろうとし始める。
「あ・・・あたし・・・は・・・」
そこでムーンの意識は途絶えた。


・・・うさぎ君・・・うさぎ君・・・
不意に視界に光が戻った。驚いたように辺りを見回すムーン。
「ここは・・・」
目の前には土萠が居た。彼の後ろには大きなカプセルが置かれている。そしてその中に入っていたのは、首なしの女体だった。
「あたしの・・・からだ・・・・」
「そうだ、君の新しい身体だ、クローン培養、だから拒絶反応もなしさ」
満足げな表情の土萠。
「約束・・・守ってくれたのね!?」
「ああ、ただまだ構成率が60%だ、内臓が出来上がってない、これが完了するにはあと1月は掛かる」
そう言って土萠は持っていた箱を下ろした。
「お詫びと言っちゃなんだがね、身体の培養が済む間、君と楽しむめに、これを用意しておいた」
箱を開く土萠。中から出てきたのは、前に膣マッサージに用いた軟膏(ナノマシンなし)と、もう一つは・・・
「ちょ・・・これって・・・」
「君の、最初の身体の膣さ」
そう言って見せたのは透明なガラスケースに入れられ周りに機器が接続されていたムーンの子宮。
そう言えば、解体の際にも摘出された子宮はホルマリン漬けではなく、冷蔵保管箱に組織が生きたまま入れられていた。
「この子宮、ちゃんと組織は生きている」
そう言ってバイタル状態を表示させる土萠
「そしてこのガラスケース、膣の方向が開放されている」
そういってガラスケースに空いた穴を見せる。たしかにその穴は膣内へと通じていた。
「これを君の首とリンクさせて…」
土萠は子宮の封じられた装置と、ムーンの生首の生命維持装置を接続した。不意にムーンの脳に股間の感触が戻る。
「そして、前みたいに指に軟膏を塗り・・・挿入!」
ジュプ!!
「ひゃん!!」

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