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Anatomy
官能リレー小説 - 二次創作

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Anatomy 1

※エロ+グロ注意

「・・・・ううん・・・」
どれくらいの間気絶していただろうか、ようやくセーラームーンは意識を取り戻す。
「一体、何が・・・」
どうやら自分はつるされる形で拘束でもされているのだろう。目の前には奇妙な機器が設置されているのが見えた。
まだ少し朦朧とするものの、どうにか記憶を手繰り寄せようとする。
確か自分は土萠創一を捕えるため、彼が潜伏していると思われる廃墟に潜入していたのだった。
仲間は皆連日にわたる闘いでにより力を消耗していた。彼女たちの身を案じ危険を承知で単身で乗り込んだのだ。結果的にそれが間違いであることを自ら再認識することになってしまったが。
「アタシもバカだったわね、危険だと解ってたのに、それよりもここは・・・」
当たりを見回そうとするが、どういうわけか首が動かない。
「な、なに?」

クスリか何かで自分の動きを封じられているような感じではなかった。自分の手足の感覚はあったし、それらを動かす実感もあった。
「一体どうなってんのよ!?」
その時、セーラームーンの背後から男の声が聞こえた。
「お目覚めかな?月野うさぎ君」
「その声は!!」
首を動かせないセーラームーンの代わりに、声の主が彼女の視界の前に現れた。
それはセーラームーンが捕えようとしていた土萠創一本人であった
「土萠創一!!今すぐあたしを離しなさい!出ないと後でものすごいお仕置きをするわよ!」
「フフ、言ってくれますねえ・・・」
喚き散らすセーラームーンを、土萠創一は余裕の目で見る。
「ところでだ、うさぎ君、君は学校の勉強は嫌いかね?」
不意にされた全く関係のない質問に、ムーンは一瞬唖然とするが、すぐに激昂して怒鳴った。
「?なんなのよアンタ!ふざけてるの?」
「いいから答えたまえ、君は自分の状況を解っているのかな?いや、まだ状況を確認できる状態ではないか・・・」
「・・・何を言って・・」
「さあ、答えるんだ!」
「・・・、嫌いよ!あんたが教師だったらね!!」
しぶしぶ質問に答えるムーン。
「いい答えだ・・・」
満足そうに笑う土萠。
「私はそんな君のためにだ、一つ特別な授業をしてあげようと考えていたんだ、特に『生物』ならきっと、頭の悪い君でも楽しんで受けてもらえると思ってる」
「はあ!?授業?アンタ何を考えて・・・」
「私の専門は『遺伝子工学』だがね、ある程度は生物全般に精通しているつもりだ」
そう言って土萠は目の前にある端末のスイッチを押す。すると自分の意思では動くことが出来なかったウサギの視界が、急に後ろに向かって回り出した。
「もちろん、『解剖学』にもね」
180°後ろ向きにまわり終えた瞬間、セーラームーンは唖然とした。
「な・・・・な・・・・・なによこれええええええええええええええ!!!!」
彼女の目の前には、解剖に使われる台が置かれていた。
そしてその上に横たわっていたのは、コスチュームを身に着けたままの、自分の胴体。
その首から先には、奇妙なケーブルやチューブが伸ばされ、付近の機器に接続されている。
つまり今の自分は、生首・・・。
「・・・い・・・い・・・いやああああああああああ!!!!!!!!」
生首だけのセーラームーンの絶叫が実験室中に響いた。
「驚いたかね?うさぎ君」
満足そうに笑う土萠。
「因みに、本来なら首だけでは声を出せないんだ。肺が無いからな、だが声帯はそのままにしてあるからあとは人工肺を接続してあげたのさ、すごい技術だろう?」
「かえしてえ!!あたしの身体かえしてえ!!」
涙を流しながら懇願するセーラームーン。

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