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MATRIX/Anomaly
官能リレー小説 - 二次創作

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MATRIX/Anomaly 7

女たちは死の恐怖を連続絶頂することで超越してしまうのだろう。システムが死への恐怖を与えるのは、簡単に自殺したりしないように抑止するためではないか。
仮想現実のこの世界で死亡すれば、本体は意識不明や自我崩壊に陥ることになる。
システムが人間の意識をわざわざ仮想現実の世界を構築して、現実だと思い込ませている理由はわからない。人を長生きさせるには余計な刺激や動揺や不安が必要なのだろうか。
俺はまだこうした疑問に答えてくれるシステムの代弁者である預言者の存在すら知らなかった。
死への恐怖が強すぎて怯えきっていたら人は無理をしなくなってしまう。そこで妥協の境界線がセックスの快感や、治療すれば命は助かるという希望など、さらに人それぞれだが食欲、物欲、金銭欲、あらゆる欲望を活動する活力の種にする。
「エネルギーを供給させ続けるためには人間の心の活力が必要なの」と預言者は説明した。
活力は限界をむかえることで起こりえる死に対する恐怖心を越えようとする意識。俺のスケベ心も活力にはちがいない。
トーマス・アンダーソンは大手ソフトウェア会社の若いプログラマ。そしてネオという名で危ない仕事を手がけるハッカー。
トリニティーに連れられ謎の男モーフィアスと出会う。トーマス・アンダーソンは、モーフィアスに世界がシステムの仮想現実空間であると教えられた。
モーフィアスはネオに仮想現実内での体の使い方や格闘訓練を施す。
モーフィアスはネオのシステムの現実にとらわれない意識の強さという才能に希望を見い出す。救世主ネオ。
俺は預言者オラクルから六人目の救世主ネオについて話を聞くことになる。
俺にはセックスだけしかやることがない。
風俗嬢の人妻瑠美が客を取るのに使っていた課金制出会い系サイトを聞き出したので、使ってみると援助交際希望の未成年と午後三時に待ち合わせすることになった。
「セックスはしないよ、手なら一万、ゴムありで口なら二万だよ。どうする?」
見た目で、まだ二十歳前だとわかる顔立ちの女子高生はファミレスでパフェを食べながら言って、唇についたクリームを舐めて笑った。
誘ってやがる。
「金がほしいのか?」
「当たり前じゃん。気持ちいいことしてあげるんだからお金もらうよ」
「いくらでやらせてくれる?」
「いくらなら出せるの?」
「ほしい金額を言ってみろよ」
「十万くれるなら。でもゴムありだよ」
「交渉成立だな」
俺はラブホテルに彼女を連れ込んだ。
俺はラブホテルに行くと財布から十万を手渡した。彼女はバックの中から財布を取り出してしまい込む。
「じゃあ、早くやっちゃおうよ」
彼女は下着姿になってベットに仰向けに寝そべる。
シャワーも浴びる気もないらしい。
俺がパンツ一枚になって勃起しているとわかると、ベットを軽く叩いて笑う。
俺は下着を脱がして小ぶりだが弛んでいない乳房を手でつつむように揉んだ。
彼女はスマホを弄りながら、俺に体をさわらせていた。出会い系サイトからのメールをチェックして、さらに客を取ろうとしているのか。
「しゃぶってくれよ」
「なら、あと二万ちょうだい。フェラは二万って言ったでしょ?」
「なら、もうゴムつけて入れるぞ」
「けち」
そう言いながら、彼女は両脚を開いた。
「いきなり入れて濡れてるのか?」
「舐めたがる人とかいるけど、あんまり好きじゃないんだよね。ちんちん入れる前にいかせようとしたり、指を入れようとしてきたり。ゴムはちゃんとつけて。破けたりしたら許さないからね」
「これで文句ないだろう」
「うん」

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